卒業後の🐙ちゃんにこびりつくヲタクの先輩の影について考えていたらこうなった趣味の仏゛繋がりで知り合った🐙くんには、出会ってかなり浅いタイミングで「…所謂オタク、ということですか?」と指摘された。
オタバレするような失言は(まだ)していないつもりだったので、なんかとにかくかなり焦った。焦っていたので、怒ったり傷付いたりする暇さえなかったのだが、🐙くんはすかさずフォローを入れてくれた。
「いや失礼…、だからどう、というつもりもないんですよ。学生時代の先輩のことを思い出してしまって、懐かしくて」と笑った。可愛い顔をして笑う人だなと思った。恋に落ちた。
🐙くんは、この独特の言葉選び…一昔前のオタクかな…?という喋り方をすることが、時々あった。やたらマニアックなレトロゲーやアニメを、奇妙な程詳しく知っていた。🌟ろーぐて。そんなの僕も子どもの頃から大好きだよ!!
そういう話をするのは勿論凄く楽しかったけど、よく考えてみたらそれって「昔の男の影」感が半端なくて、いつも家帰ってから反芻してはジタバタした。
だって🐙くんはどう考えても、ゲームやアニメが大好き!っていう、僕らみたいな人種じゃないようなのだ。喋っていれば分かる。オタク独特の、コンテンツに向かう狂気的な愛みたいなものが感じられないのだ。では、🐙くんの"愛"はどこへ向いているかと言うと。
仲良くなればなるほど、いやこの人本当に全く僕のこと眼中にないじゃん…、と何度も繰り返し思い知ることになった。僕を通して、まるでその先輩とやらのことしか見ていないのだ…!
まあ、腐っていても仕方がない。こうなったら、オタクであることを利用しない手はない、…と思うしかなかった。いつか僕のことを見て貰えたなら、今はまだ誰かと重ねて見られていたって良いんじゃないか。焦らず、とにかく仲良くなれたなら、それで。只のしがないオタクの僕と、🐙くんみたいな面白くて賢くて綺麗で素敵な人が、そんなの知り合えただけでもとても幸運なことなのだから。全ての始まりは、🐙くんの昔の先輩が、オタクでいてくれたから。先輩、オタクでいてくれてありがとう!GJ!(古)(ヤケクソ)
先輩がどれだけ素敵な人だったのかは知る由もないけれど、いや🐙くんの話を聞く限り割とその男しょーもなくない…???と突っ込みたくなることもあるけど、今彼のそばに居るのは、僕なのだ!!
とか考えてたある日、先輩と数年越しの再会を果たしたらしい🐙くんが、それはもうニコニコで、
こう言っちゃ申し訳ないけど陰気な、あとなんか髪が炎のように怪しく美しく燃えている(何を言っているのか分からねーと思うが略)(嫌そうだったので特にそのあたり触れられなかった)、でっかい男を連れてやって来た。そう、連れてやって来た。なんか手とかガッチリ繋いでた。恋人同士になったのだと。……!orz(古)
よくよく話を聞いてみれば、イデ💀・💀ウドはガチ過ぎ。(同業、と言うのも烏滸がましいくらいレベルが全然違うけど一応、同業他社の、やべー奴。)
僕が先に好きだったのに勝負も、男としてのスペックも、オタクとしての飛び抜け方すら、もう何もかも惨敗。
なのでもう、めちゃくちゃ🌟ろーぐの話とかした。(ヤケクソ)
マニアックな、好きなものの話で大層盛り上がって、ちょっと打ち解けてからはどんどん饒舌になってくれて、先輩は結構かわいい奴だった。
(※ただし恋はもう懲り懲りだよ〜っ☝️😂💥)