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    higumafactory

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    五夏。授乳コンカフェで働くsgrくんに甘えまくるstrくんの話。連載形式でちまちまあげていきます。

    授乳コンカフェのすぐるママと甘えん坊さとるくん。1「授乳コンカフェ……?ラルゥ、今世ではまた…すごいことやってるね?」
    前世の盟友は赤いリップを塗った形の良い唇で笑うと、私に言う。
    「うふふ。そうなの。他にもおっぱいパブに、乳牛コンカフェもやってるのよ。どのお店も経営は順調よ♡」
    …世も末だな。そう思いながら私は目の前のカップに手を伸ばした。

    死後の世界である、あの空港で唯一無二の親友と別れ今世に生まれ落ちた。前世で関わった人間にまた出会ったりしているが、悟には未だ会えていない。
    「傑ちゃん…今世でも私と手を組まない?」
    ラルゥはニッと笑う。
    「…手を組むって…共同経営者とか?魅力的な話だけど、まだ大学在学中だからなぁ…」
    悟と再会した時に「授乳コンカフェの経営者をやっていて…」と説明するのは色々面倒だ。当たり障りのない様に断るのが賢い選択だろう。
    「うーん、共同経営者っていうか…そうね、お店のちょっとしたお手伝いだけしてくれればいいのよ♡帳簿付けとか裏方のお仕事よ。時給はこれくらいでどうかしら?♡」
    ラルゥがメモを取り出し、さらさらと数字を書く。
    「は?…これアルバイトの時給としては…」
    「破格でしょ?♡」
    この時給なら一日出勤するだけで今のアルバイトの月給の半分以上が手に入る。
    「うーん…」
    「ね、傑ちゃんお金好きでしょう?♡」
    「そりぁね…。じゃなきゃ前世でインチキ教祖様やって搾り取れるだけ搾り取ったりなんかしないからね…。仕事って本当に裏方なんだよね?」
    少し前向きに考え始めた私を逃さない様にラルゥが畳み掛ける。
    「そうそう♡裏方仕事よ♡授乳コンカフェでキャストとして働く子は確保済みだから大丈夫。」
    アルバイトに割く時間が減れば悟を探す時間を捻出できるな。そう思い口を開く。
    「…じゃあ、やってみようかな。よろしく頼むよ、ラルゥ。」
    店の場所やシフトの話に話題が移る。
    「じゃあ、来週の金曜にお店に待っているわ♡」
    ラルゥは伝票を持って立ち上がると、私にウィンクを投げてきた。
    私はそれを微笑みで返すと、冷めたコーヒーに口をつけた。

    授乳コンカフェ。客は日々の疲れを癒しにここへやって来る。ママに話を聞いてもらい、優しく時には本当のママの様に嗜めてもらい童心に返って思う存分甘える。授乳は哺乳瓶に入った温めた牛乳か、ママキャストの乳房から直飲み(当然だが母乳は出ない)が選べる。もちろん直のみの方が料金は高くなる。
    オプションで性的なサービスも用意していて、ラルゥの経営センスが光る。本番(キャストへの挿入)サービスもあり、法的に完全にアウトであるがその辺りはラルゥが上手くやっている様だ。(面倒な事に巻き込まれたくないから詳しくは聞かなかった。)

    「傑ちゃーん、哺乳瓶三本お願い〜!」
    「わかった。用意してそこに置くよ。」
    前世と違い、ラルゥの下で働いているが特に嫌だとは思わなかった。細やかな気遣いが出来るラルゥと働くのは快適だった。(時給も破格だしね。)
    「三本分も哺乳瓶で牛乳吸うのか……」
    人肌に温めた牛乳を手際よく哺乳瓶に注ぐ。
    人が出入りした際に薄く開いたドアからキャストと中年男性客の声が聞こえる。
    「あぁっ…♡だめ…ぼうや…そんなに強く吸っちゃ…ぁ♡」
    「ふぁぁ…♡ママ…ごめんなさぃ……♡ボク…悪い子?♡」
    「ほんと…悪い子ね♡ママのおっぱいを吸って…ここをこんなにおっきくして……♡♡」
    「ひっ…ぃんッ♡♡ごめんなさぃ…ぃいっ♡♡ママっ…♡ママぁ…ッ♡♡♡」

    ドアが完全に閉まり声が聞こえなくなると、私は短くため息を吐くと真顔で哺乳瓶の蓋を閉めてトレーの上に並べた。
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    にし乃

    REHABILIいんこさんよりアイディアを頂きました、『狭いロッカーに閉じ込められてむらむらむんむんしてしまうまだ付き合っていない五夏♀』です。好みで呪専時代の二人にしてしまいました。むらむらむんむんはしなかったかも知れません、すみません…。
    拙いものですが、いんこさんに捧げます。書いていてとっても楽しかったです、ありがとうございました!
    とても短いので、スナック感覚でどうぞ。
    In the ×××「元はと言えば、君が帳を下ろし忘れたせいじゃないか!何で私までこんな目に!」
    「うるせぇ、今は口より足を動かせ!」

    特級の二人は、呪専の敷地内を並んで激走していた。

    「待て〜!!」
    「待〜て〜!!」

    担任である夜蛾が放った、呪骸の大群から逃れるために。

    「チッ、しつけーなぁ!」

    呪骸達が悟と傑を追いかけくる理由は一つ、彼らの親(?)が大変にお冠だからである。
    事の発端は昨日の、二人の共同任務にあった。現場は三年前に廃業し廃墟となったコンクリート工場であったのだが、悟が帳を下ろし忘れ、彼の手加減なしの『赫』と傑が繰り出した一級呪霊の容赦ない攻撃が営業当時のままにされていた大きなタンクを破壊してしまったのだ。
    住宅街からは離れた場所にあったとは言え、空気が震えるような爆発音に周囲は一時騒然となり、野次馬達や緊急車両の他に、上空には新聞社やテレビ局のヘリコプターなどもやって来る大騒動となった。
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