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    yahooh2718

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    ひめはじめセックスをする予定だったレオラギ(途中)

    ひめはじめセックスをする予定だったレオラギ(途中)ひめはじめレオラギ

     サムのミステリーショップでのアルバイトはそれはそれは忙しく、それでもって新年早々のアルバイトとするには十分すぎるほどの収入となってラギーの懐を潤した。
     普段のサバナクローの寮が温帯的な気候にあるからか、雪の降るミステリーショップでの早朝からのバイトは始め、しんどく感じることもあったが、それも二日三日と続けていくにつれてどんどん慣れていった。開店前の雪かきや、開店後にセールを求めて押し寄せる生徒の群れ、群れ、 群れ。それらによって膨れ上がった熱気により体感温度は一気に上がり、いつの間にか用意された衣装が暑苦しく感じるほどであった。
     その為に、5000マドル以上購入した生徒とHGOITAバトルを繰り広げ、相手のやる気を削がないように調整をしながら勝利を収め、従業員としての役割を完全に果たした頃には適度な運動も相まってもう汗だく。念願のスペシャルボーナスもお汁粉の売上30%も約束して、謎の爽快感に浸りながら帰寮するころにはすっかり日も落ちていた。
     バイトに慣れているといっても、数日間続いた仕事が終わると気持ち的に一息つきたい気分になる。ベッドに飛び込みたい気持ちになりながらも、まずはシャワーを浴びて衣装を整えて返す準備をしなくては、と思いつつ自室のドアを開けるラギーを、心なしか青ざめた表情の同室の生徒がむかえた。
    『寮長が部屋に来いって』
     そう、震えた声に伝えられ、思わず『げっ』と声を漏らし、汗ばんだ額をポリポリと掻く。
     バイト期間中は朝が早く、拘束時間が長いため、レオナの身の回りの世話を一切していなかった。事前にバイトのことは知らせていたし、特に嫌な顔もされなかったはずだ。さらに、バイト後の予定も特になく、最短でも明日からお世話係再会かな。と、思っていた。だが、そう思っていたのはラギーだけであったようだ。
     洗濯か、夜食か、それとも溜まった欲の発散か。バイトで疲れているであろうラギーへの配慮は一切なく、新年早々こき使うつもりのレオナに一つため息をついた。
     せめて服を着替えてから、と思ったが、図ったかのようにスマホが震えた。一応通知欄に目を向けると、『レオナさん』の文字。

    「ラギー…」
    「わぁーかったッスよ!」

     念を押すようにかけられる声に舌打ちと共に答えると、折角目の前にまで来ていたベッドに背を向ける。
     人使いの荒さは嫌というほど分かっていたが、ここまでとは思わなかった。それでも、断った方が明日からの仕事に支障がでてしまう。
     
    「…腰、痛まねぇようにしてたんだけどなぁ…」

     雪がこびりついた靴で地面を蹴り、折角気をつけていた腰への配慮が水の泡になってしまうことに対して文句を吐きながら頬をつたう気温差で溶けた雪を乱暴に拭った。







    〇〇〇

     ラギーがニューイヤーセールのバイトに選ばれたことを伝えたときも「上手くやれよ」の一言だった。
     バイト中も意図的なのかラギーがバックヤードにいる時に来店して、さっさと帰っていった。
     バイトの時間が終わった後も、ねぎらいの言葉どころか呼び出しもメッセージの一言もなく、ほぼ放置状態だった。
     なのに、なんだバイト期間の終わった瞬間に呼び出して。たとえ多少色恋が混ざったただならない関係だとしても、働きに伴った報酬が貰えなければラギーはレオナの要求に答える気は一切ない。こちらが一方的に損をするような関係で満足するような献身的な男と思われては癪だ。
     
     サバナクローの気候には合っていない厚着に不快感を覚えながら、慣れ親しんだ寮長室までの廊下を歩く。言い訳の様に巡る思考回路と共に荒んでいく気持ちが乱暴な足音となって、解放的な廊下に響いた。
     余計に防寒に特化した服装が鬱陶しくなって、衝動のままに鉢巻をほどいて、襟巻を緩めて、寮長室につく頃には汗だくで眉間にしわを寄せるハイエナが一匹。
     絶対、下手に出てやるもんかと意味も分からない意地を張って、ノックもせずに木製のドアを押し開けると、間接照明すらついていない見慣れた部屋が広がっていた。ラギーがバイト週間に入る前と比べて、パッと見ただけでも脱ぎ散らかされた服や小物が増えているのが分かる。

    「……レオナさーん?」

     しん、と静まり返る空間に声をかけるが、返答は返ってこない。
     もしかして、寝た?
     バイトで疲れた後輩呼び出しといて?
     今のラギーは元から低空飛行している機嫌に加えて、気が立っている。ただの推測に過ぎないが、呼び出された上に放置されるという状況に、眉間のしわが余計に深くなった。感情のままにずかずかと部屋に入り、ベッドに近づいていく。ただ歩いているだけなのに、脚にぶつかったり絡みついたりする小物が、ラギーの苦労を嘲笑っているようで、感情に任せ手に持っていた襟巻と鉢巻とソファに投げた。
     暗さに慣れていない目を顰めて、ベッドに寝ているであろう影を捉えようとするが、上手く焦点が合わず、ぼんやりとした影が浮かび上がっているようにしか見えない。

    「…まじ?」

     時間としては寝ていても妥当だと思うが、今のラギーははらわた煮えくりかえる寸前なのだ。感情に任せて、汗で湿った頭を掻き混ぜ、舌打ちをする。そのまま、力任せに布を掴んで、思いっきり引きはがしてやろうと腕に力を入れた。
     しかし、触りなれない毛布の下で意識的に動かされる腕がラギーの引く力に抗ってきた。衝動的に動いたせいか、引き寄せられる力に対応するのが遅れ、勢いよくマットレスに倒れ込んでしまう。

    「うわっ!!」

     咄嗟に起き上がろうとするが、高級な毛布と衣装の余りまくっている布が身体に絡みついて上手く身体が動かせなかった。身体を起こそうとするラギーを抑え込むように腰辺りにずっしりとした重りが乗せられて、置かれた状況を飲み込む前に視線だけで背後を睨み上げる。
     ラギーの上にのしかかり、肩甲骨と背骨を掌で抑えつけながら見下ろすレオナは、着こんでいるラギーとは正反対に下着のみを着た解放的な格好であった。

    「夜這いか?」
    「冗談は部屋だけにしてくださいよ」

     愉快そうにあげられる言葉尻から、この状況がレオナによって作られたものだということを早々に察して大きなため息をつく。ガキみたいなことしないでくださいよ。とか、呼び出したのはそっちでしょ。とか、突っ込みどころは多くあったが、いちいち言及する元気もなくて、降参の意を示すためにレオナの体温を吸って温まっている寝具に頬をつけた。

    「…寝たフリまでして何がしたいんスか。ガキみたいッスよ」
    「馬鹿みたいに近づいてくる獲物を待ってただけだ」
    「誰のせいだと思ってんスかぁ!」

     開き直ったような言い草に思わず言い返し、自由になる腕と脚でボスボスとマットレスを殴る。偶然でもなんでもいいから上にのしかかっている傲慢なライオンにダメージを与えられないかと思ったが、そんな上手く行くはずもなく、蠢くラギーを嘲笑うような笑い声が聞こえて「くそぉ~!」と情けない声をあげた。

    「疲れてんスよこっちは!」
    「俺に関係あんのか?」
    「ある!大ありッス!」
    「ちゃんと離してやっただろ」
    「は?何がッスか?」

     最後の抵抗とばかりに吠えると、意味深な言葉と共に、肩甲骨の間に陣取っていた掌がゆっくりと位置を変える。背骨の凹凸を撫でるような圧迫感は最終的にラギーの腰辺りに落ち着いたようで、トントンと軽く指で叩かれる。
     ミステリーショップでのバイトは接客と同じくらい力仕事も多くて、それこそ雪かきだったり、HAGOITAバトルだったり、上手く身体を使わないとまだ育ち切っていない身体は簡単に悲鳴をあげてしまう。ラギーも比較的労働に慣れているとはいえ、数多のバイト経験者という立場で他の生徒に腰をやらないようにアドバイスすらした。

    「使い物にならなくなったら困るんだろ」

     それほどまでに今回のバイトに気合をいれていたラギーの腰を一発でダメにする行為を一つ知っている。
     該当する『それ』が思い浮かぶと同時にカッと熱をもった。
     先ほどおり力を抜いた視線で再び視線を背後に向けると、言いたいことが伝わったことを理解したレオナが口角をあげて、ゆっくりと尻尾を揺らす。

    「…なんか、ずりぃ」
    「ぁ?」
    「オレ怒ってたんスよ…っあ!」

     普段横暴な態度ばかりとっているのに、放置されていると思っていたのに。
     理不尽に振り回されていると思っていたのに、こちら側を気遣っての事だったと知らされて、怒ったらいいのか、呆れたらいいのか分からなくなってしまった。
     レオナの性欲は強い。
     だからこそ、数日間そういう行為が無かったことに違和感を覚えていたのだ。なのに、蓋を開けてみたら、ニューイヤーセールのバイトに赴くラギーの腰を労わって我慢していただけだなんて。擽ったくなるような、うすら寒くなるような感覚に居心地悪く感じていると、襟首を引かれ、一気に身体をひっくり返された。
     ラギーの揶揄するような言動に少なからず機嫌を損ねたレオナが、衣装の合わせ目を乱暴に開く。露わになるアンダーシャツと汗を冷やす空気にギョッと目を見開き、反射的に直そうとするが、既に胸も腹も肩も露わになっており、まごついているとシュル、と袴を固定している帯がほどかれ、その手際の良さに口を開閉することしかできない。

    「どんだけ詰まってんだ」

     緩められた衣装の間からタオルがぼろぼろとベッドの上に散らばる。
     ラギーの腰が細すぎてシルエットが悪いと詰められたタオル。どうして衣装のために体型を合わせないといけないのかと文句を言いそうになったが、今回のバイトのメンバーには美しさにこだわる先輩がおり、言い逃れることができなかった。


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    つづけ
     
    以下申し訳程度に書いてあったひめはじめセックスの流れメモ


    服脱がす〇
    汗かく〇
    詰め物タオルとる〇
    アンダーシャツの上から乳首

    接待しろ
    バイトにならねぇだろ。(腰をいたわる)
    客じゃないでしょ(嬉しい)

    服が絡んで動けない

    ちんちんの描写しっかりめ
    久しぶり感を出す
    得意気
    汚れちゃう
    バックで犯す

    接待プレイしてやる
    労う
    手に入りそうで入らないと夢中になるらしい
    やる気を削がないようにギリギリをねらって誘導する
    焦らしプレイ
    あっさり勝てたらつまらない
    小細工通用せず

    朝まで侵されるトロトロ頬をつけて尻だけあげるまま朝日に目を細め
    とろけきって小便漏らす

    ハゴイタバトルでボコボコにしてやるっす
    こえーこえー
    念入りに立てねぇようにしねぇと恐ろしくて寝られやしねぇな

    サムさんに教えてもらった東の国で伝わる言葉を思い出し、咄嗟に口を抑えた。

    タイトル 『口は災いの角』

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