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    まるの倉庫

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    🟥🦇🟩🐺のまとめ

    古城の主🟥🦇と拾われ狼🟩🐺のハッピーライフ接点は🟥🦇の住む古城の前に瀕死の銀狼🟩🐺が倒れてる状態からのお世話コース
    (前世では人間の双子)

    ↓↓↓↓

    🟥🦇は古くから森の奥の古城に住むとても能力の高い吸血鬼
    🟩🐺は優しくて気弱でビビリな性格が仇になって群れを追い出されたので
    素性を隠して町外れの小屋で独り暮らししてる狼男

    ↓↓↓↓

    ある時、自分が狼男だと町の人にバレてしまって
    ハンターを呼ばれて狩られそうになる🟩🐺
    なんとか逃げ切るけれどもう瀕死状態
    寒空の下、霞む視界の中どこか懐かしい匂いを感じて辿った先に仰々しい大きな扉を見つけて縋る思いで最後の力を振り絞って数回ノックするがそこで力尽きる

    ↓↓↓↓

    ノック音で目が覚めた🟥🦇が扉を開けてみると
    そこには今にも息絶えそうな美しい銀狼が倒れてて慌てて暖炉の前に運び、怪我の手当てをしようとするけれど銀の弾丸で貫かれた傷からの出血が酷く
    どうにもならない事に何故か焦る🟥🦇は🟩🐺と主従の契約を結んで不死の力を分け与えて助ける

    ↓↓↓↓

    目が覚めた🟩🐺はふかふかのベッドに横になってて慌てて起き上がると真横に座って読書をしてる🟥🦇を見つけてさらにビビる

    「えっ!!?何!!なんでボク助かっ………アナタは!!???」
    「……目覚めてすぐ元気だな」
    「ご、ごめんなさい、あの、助けてくれてありがとうございました、すぐに出ていきますね」
    「行く宛も無いのにかい?それに申し訳ないけれど、契約を結んでいるからもう何処にも行けないよ……狼男くん?」
    「!」

    正体がバレてる事にも驚いたけど契約を結んだの
    一言に更に驚く🟩🐺

    「契約!!?え、なんで、アナタは人間じゃ……!」
    「契約はキミが僕の城の前で死にかけていて助ける為にさせてもらったんだ、それと僕は人間じゃない」

    パニクる🟩🐺に契約の経緯と自分の正体を晒す
    人間じゃないと言いながら、瞳孔を縦にし特徴的な牙を見せる🟥🦇

    「ひッ………き、吸血鬼………!?」
    「そんなに怯えなくても別に取って食いやしないよ」
    「で、でも吸血鬼はぼくら狼男を狩ったり酷い事をするって…聞いt「待て」…ッ…「お座り」…ッぅ」

    怯えて逃げようとする🟩🐺を弱い力を加えた言葉で制する🟥🦇
    突然言うことを聞かなくなる自分の身体に驚いて狭いベッドの壁際で尻尾を丸めて固まる🟩🐺

    「………まぁ、そういうヤツらもいるけど」
    「ひぃ…やっ、やっぱりきみも……!!!」
    「しないよ、僕は他のヤツらと違って平和主義者だしね…それにキミのその綺麗な毛並みと香りに惹かれたんだ」

    嬉しそうに幸せそうに微笑む🟥🦇を見てちょっと警戒が解ける🟩🐺

    ↓↓↓↓

    その後なんやかんやあって、平穏なふたり暮らしが始まるやつ
    そんなある日に🟥🦇の友人の魔女🍑が訪ねてきて
    2人をみてくすくす笑う

    「🍑?どうかした?」
    「ふふ、いいえ……貴方達が今世でもまた巡り会えたのがうれしくて」
    「どういう事?」
    「………貴方達は前世では人間の双子だったのよ」
    「「っえ!!??」」
    「うふふ……やっぱり気付いてなかったのね」

    魔女🍑から衝撃の事実を伝えられちゃうやつ
    🍑は自分の先祖や母から昔話の様に"英雄の双子"の話を聞かされてて、2人を初めて見た時にこの2人はあの双子なのだと魔女にしかわからない縁の様なモノを感じ取ってた

    🟥「確かに顔は似てるしなんだか懐かしい様な匂いがするとは思ってたけど」
    🟩「でも産まれも種族も違うし……気のせいなんじゃ」
    🍑「まぁ!だったら確かめてみましょう、貴方達が双子であるのならば薬指に痣があるはずよ」

    "英雄の双子"は🍑以外誰にも気付かれないようにお互いを想う証をトレードマークの白手袋の下に隠していたとされていると聞いていた魔女🍑は2人に確認を促した

    「「……薬………指……痣…ある」」
    「ほらね、言ったとおりでしょう?」
    🟥「本当に……僕ら双子だったのか」
    🟩「……そっか」

    ↓↓↓↓

    双子発覚事件後、嬉しそうに帰っていった魔女🍑を見送ってまた二人きりになる🟥🦇🟩🐺
    一応という形で本当の名を🟩🐺に教えていなかった事を思い出して悩む
    🟩🐺は伝えられた事実にどこか嬉しくなって、無意識に尻尾が揺れてるやつ

    ↓↓↓↓

    うんうんと悩む🟥🦇を気にしつつ今日の晩御飯はどうしようかと声をかけようとする🟩🐺

    「ご主人s「待って」……??」
    「…………あの、さ…僕の名前……🟥って言うんだ」
    「ぇ…………そ…それって…」

    まるで愛の告白でもするかの様に真剣な眼差しで
    今まで隠していた本名を伝えちゃう🟥🦇
    それにあてられてじわじわと嬉しさと幸せとその他諸々が爆発しちゃって思わず狼の姿になって飛び付いちゃう🟩🐺

    ーー嬉しい!!!嬉しいよ🟥!!!!へへ、ありがとう!
    「うわ!ちょ、ちょっと落ち着けって!!!」

    尻尾を千切れんばかりに振りながら🟥🦇の顔をべちょべちょに舐め回す🟩🐺とあまりの喜び様に真剣に伝えた自分が阿呆らしくなって腹やら頭やらを全力で撫でる🟥🦇

    「くそ、こっちは真剣に大切な名を教えたんだぞ…!!」
    ーーうわぁ、やめて、擽ったいよ!🟥!!あはは!ふふ、これからもよろしくお願いします!🟥兄さん
    「…兄さん??」
    ーーあれ、なんでだろ……なんだかしっくりきちゃって……????
    「いや、いいよ、それで…僕も🟩に兄さんって言われると嬉しい」
    ーー〜〜〜ッ!そっか!!

    その日は一晩中そうやってじゃれててくれ
    幸せ🟥🦇🟩🐺
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