マグマ落下からの救出までの妄想多分二番煎じだし、みんなが考えたはず
ニ視点あります
side.L
ガチャンッ
止まっていた檻が徐々にマグマへと動き出す
足元が焼けるように熱い
耳障りな鉄の溶ける音がする
必死に端へと逃げても落下は止まらず遂には
足場が無くなった
「ッ!ハァ………ハァ……!!」
幸いにも檻はそこ迄大きくなかったので継ぎ目に足を掛けて踏ん張る
「く……ぅ……!」
迫り来るマグマからせめて少しでも逃げたくて
上へ上へとずり上がる
けれどすぐに背が檻の天井に当たった
(あぁ、マグマが……!)
ガチャンッ
落下した時と同じ音が響いたと思ったら
少しずつマグマが遠のいていくのが分かった
踏ん張りがもう効かないのが分かったから
鎖が繋がってる天井へ上がろうと焦った
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