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    nmc29bananaxxx

    @nmc29bananaxxx

    君と篤に飢えた妖怪
    なんでも食べる
    絵とSSS無節操にぽいぽいする

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    nmc29bananaxxx

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    曲と種から見た君と篤

    終わり良ければすべて良し「なあなありゅーじ」
    「何だよ」
    「あの二人、何かあったと思わへん?」
     種ヶ島の視線の先には、君島と遠野の背中が並んでいた。
    「何かって、何だし」
    「見てみぃ、あの雰囲気。なんちゅーか、ピンクピンクしとるやん」
    「……あー」
     また何を言い出すのかと嘆息した大曲は、二人を見やって思わず眉を顰めた。種ヶ島の言わんとしていることは、わからないでもない。現に君島が遠野の隣にぴったりと寄り添い、腰に手まで回している。
    「確かにあれは、なんつーか、マズいな」
    「やろ?絶対昨日何かあったな」
    「昨日って、代表決定戦の後かよ?」
    「……まあ、俺らもまだ若いし?」
    「何言ってんだし」
     ニヤリと笑う種ヶ島に、大曲は再びため息をついた。それでも、あの二人からは目が離せない。遠野も遠野で特段君島を咎めることもなく、普通に話をしているようだ。それどころか、時折君島の顔を覗き込むようにしては嬉しそうにしている。いつになく上機嫌に見えるその周りには、花でも飛んでいるかのようだった。
    「ま、雨降って地固まるやないけど、良かったなあ」
    「……まあな」
     二人の関係が良いものになったのであれば、何も口出しすることはない。今までとは百八十度違う空気には少々面食らうが、このメンバーと共にいられるのも、帰国までの残すところあと僅かなのだ。
     種ヶ島にポンと肩を叩かれて、大曲は小さく頷いた。決戦の朝、メルボルンの太陽は眩しい。

    End.
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