Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    g_t_shita

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 10

    g_t_shita

    ☆quiet follow

    現パロ牧台。ルームシェアするに当たっての薬についての話。台に向精神薬を処方したり牧をピーナッツアレルギーにしたりしてます

    ルームシェアにあたってのルールブック そろそろ3ヶ月目を迎えようとしていたヴァッシュとウルフウッドのルームシェア生活は、今まで問題なく進んでいた。しかし問題ないゆえに、今日の今日まで確認すべきことを怠ってしまっていたのかもしれない。

     ヴァッシュの行きつけのカフェに、食品会社に勤めるウルフウッドが配送にやってくるようになったのが出会いのきっかけだ。
     うっかり落としてしまったサイン入りの伝票を、食べかけのドーナツも飲みかけのコーヒーもそっちのけで、2ブロック先で信号待ちをしていたウルフウッドのトラックまで走って追ってきた男はなんでも大学教授だと言う。礼もそこそこに、思わず「大学教授の割に若いし、体力あるんやな」と言ってトラックを発進させたのは流石に非礼だったかと思い、次に遭遇した際に、この前冷めたであろうコーヒーと、ついでにオールドファッションを奢ってやった。
    思えば、大学教授といういかにも箔のついた職業に、嫉妬の様なものを抱いたのか、あるいは圧倒的な職業階級の違いを感じてしまったのかもしれない。そないな奴にいくら謝罪の気持ちやからってドーナツとコーヒー奢ったってもな、と思ったが、ヴァッシュは心から喜んだ様子でありがとう!と言った。それがなんだか気持ちよく思えて、メールアドレスを交換し、交流が始まった。
     最初は全く違う立場のお互いの話を興味深く聞いて、その中からいくつか共通点を見出して、それが心の奥深いところに仕舞われていた部分だったので、自然と惹かれ合ったのだと思う。友達以上恋人未満のような関係に至ったことと、ウルフウッドの住んでいたアパートの契約更新のタイミングが差し迫ったことが後押しし、2人はこの騒々しい都市にルームシェアという形で、今までより少し広い居を構えることとなった。家賃や光熱費を折半すればお互い以前住んでいた部屋より安い出費で生活できたし、食料や生活用品をお徳用サイズで購入できるメリットがあった。家事を分担できるというのも嬉しい。早朝から勤務のウルフウッドと、講義スケジュールにより日によって朝早かったり夜遅かったりするヴァッシュの生活は、お互い顔を合わせる暇がない日もあったが、それ故に一人で過ごす時間も確保でき、それなりにストレスフリーにプライベートの時間を過ごせていたと思う。たまにタイミングが合った時、共に夕食の席を囲んだり、外食したりするのも良い刺激と安らぎになっていた。

     そんな中、珍しくウルフウッドの休日と、ヴァッシュの遅出の日が重なることがあった。ウルフウッドの休日は大抵平日で、週末が休みのヴァッシュは、午前中に顔を合わせることがほとんどない。
     長時間に及ぶトラックの運転に、荷受けや荷下ろしという重労働に日々明け暮れるウルフウッドは、ここぞとばかりに惰眠を貪ってやろうとしたが、日々の習慣はなかなか抜けるものでもないらしい。目が覚めてから布団の中で粘って1時間、朝の7時半には、結局ベッドから這い出て顔を洗うため、洗面台に向かっていた。
     その途中、通りかかったリビングで妙な光景に遭遇したのだ。
     リビングのソファでヴァッシュが膝を抱えてぼんやりとしている。目の前にはテレビがあるが、それを点けるわけでもなく、下ろした前髪の下、ただ、ローテーブルにじっと据わった視線を落としている。ローテーブルの上には3色のブリスターパックが、出鱈目な数散乱している。中身が入っているものも、薬を押し出す為に凹んで、服用された後のゴミ屑に成り果てたものもあった。不意にまだ寝巻きのヴァッシュの腕が伸び、中身が入っているものをひょいひょいと早急に拾い上げる。20錠分ほど拾い上げたそれを、今度は乱暴な仕草で中身を押し出しにかかった。
    「おい、トンガリ!!」
     前髪の隙間から見えた横顔がゾッとするほど虚ろで、ウルフウッドは思わず彼を呼んだ。
     俯いた肩が大袈裟にびくつき、「わっ!!」と悲鳴に似た声とともにこちらを向く。見開かれた目には怯えの色がはっきりと見て取れ、手元の薬はさっと掌の中に握り込まれた。
    「今何隠したんや、見せてみい」
    「いや、こ、これは」
     ずかずかと歩み寄り、握り込まれた手を捻りあげるように掴むが、冷え切った手首は恐ろしく力無く、簡単にブリスターパックを手放した。
    「なんの薬や、これ……オドレまさか変な薬に手ェ出しとるんちゃうやろな!」
    「違う!合法!ていうか処方薬!!心配するようなものじゃない、し……」
     眩暈を起こしたようにヴァッシュがソファに倒れこむ。
    「っおい!大丈夫か!トンガリ!!」
     突然倒れた同居人の肩を揺さぶる。今にも閉じてしまいそうな瞼の隙間、碧眼が揺れながらウルフッドを捉えた。
    「死ぬような量じゃないから……」
    「はあ!?どういうこっちゃ……トンガリ……?トンガリ!!しっかりせえ!!……くそ!!」
     白い瞼がひくつき閉ざされる。ウルフウッドはしばらく意識を失ったヴァッシュを揺すっていたが、彼が呼吸をしていることを確認してから自室へ走り込み、スマートフォンで迷わず911をコールした。

     深い深い眠りから、静かに意識が覚醒していく。暗闇から浮かび上がって、億劫な瞼をうっすら開ければ、真っ白い天井が眩くて、唸りながら思わず両手で目元を覆った。誰かがそばで動く気配がする。
    「トンガリ……?」
    「ウ……ルフウッ、ド?」
     指の隙間からそっとウルフウッドの様子を伺う。まっすぐ顔を見る勇気が、ヴァッシュにはなかった。
     ああ、ついにまたやってしまった。
    「……胃洗浄は……?」
    「はあ?ああ、いや、寝かされとるだけやで、オドレ」
    「そっか」
     ひとつひとつ、言葉を選ぶ。こんな時、ナイブズはひどく怒った。ヴァッシュの愚かな行いを、何度目だと言って、どれだけ心配をしたと思うんだ、どれだけ心配させれば気が済むんだと怒鳴って、それから泣いていた。
     その記憶が呼び起こされ、心拍数が跳ね上がるかと思ったが、まだ薬が効いているようで、ただウルフウッドに呆れられたに違いないことへの悲しみと、恐れが他人の感情のように静かに心の中に転がっている。
    「職場、電話きたから体調不良や言うたで。勝手にやけど」
    「うん」
    「そんで、帰ったら話すことがある、ええな?」
    「うん」
     ルームシェアの終了を告げられるのだろう。向精神薬の過剰摂取で倒れるような人間に、好んで付き合いたいわけがない。
     すれ違いの生活だったが、気の許せる相手が時々、偶然居合わせたように家にいる生活は心地よかった。
     ヴァッシュはウルフウッドの視線を避けながらなんとか病院のベッドから身を起こす。窓の外は夕暮れであることを確認しただけで眩暈に襲われ、唸りながらまたベッドに沈み込んだ。
    「起きられへんのか?悪いけど、入院言うたらえらい金かかってまう。医者の話聞いて退院できるようなら退院にさせてもらうで」
    「うん……ごめん」
     半時間後、無事医師からの帰宅許可が下り、ヴァッシュはウルフウッドの肩を借りて、彼と共に窮屈なタクシーで2人のアパートまで運ばれて行った。


    「薬出せや、全部」
     タクシーで揺られること、無言の20分間。マンションに到着する頃にはヴァッシュの足取りも何とかしっかりし、やはり無言のエレベーターで五階まで上る。
     そして、部屋に着くなり、ウルフウッドはそう言った。
    「は!?えっ……」
    「全部やで。今持っとる薬って名前のつくもん全部。病院でもろとるやつだけやない。風邪薬も塗り薬もや。あとついでにエナドリも出してもらおか。酒は……まあ冷蔵庫に入っとるやつ以外があったら、やな。ワイの分も出してくるさかい」
     そう言って自室に引き上げたかと思うと、五分ほどしてからビニル袋を2つ引っ提げて戻ってくる。
    「なんや、トンガリ。まだクラクラするんか」
    「いや、もう大丈夫だけど……話って?」
    「今話しよるやんか。薬持ってこいって。こういう事はもっと早よやるべきやったな。お互い、使とる薬も分からんようやったら持病で倒れた時たまらへん。早よ持ってき」
    「う、うん」
     想定していた反応とは違い、ヴァッシュは面食らったが、ウルフウッドに言われた通り自室から薬という薬全部をかき集めてリビングに戻ってきた。

     お互いの手持ちの薬をローテーブルの上に並べ、二人はソファに座る。
     市販の頭痛薬、風邪薬、胃薬、整腸剤、皮膚の炎症への塗り薬、歯医者で処方された痛み止め、皮膚科で処方されたニキビの薬、etc……。そして合計8缶のエナジードリンク、ウルフウッドが持ってきた眠気覚ましのドリンクが3瓶。ついでに煙草が2カートン。
     そして、ヴァッシュの手元にはブリスターパックに入った薬の山、ウルフウッドの手元には何やら筒状の……あれも薬だろうか。
    「うわ、あかん、この風邪薬使用期限3年前や。トンガリのは?」
    「僕のは……来年まで大丈夫。けどほとんど使ってないよ」
    「やったらなんかあった時使わせてくれ。こっちはポイやな。ポイ。胃薬は……2年前やん」
    「僕のも去年までだ」
    「せやったら胃薬は追加……っと。割り勘でええな?」
    「いいけど……。あと僕達致命的に絆創膏とか持ってないからそれも追加で買おうぜ」
     ウルフウッドがメモ帳にペンを走らせ、薬局で買い足す薬類をリストアップしていく。常備薬はトイレットペーパーや洗剤などと同じく、割り勘で買い、近いうちに薬箱を用意することに決まった。「近いうち」があることに、ヴァッシュは未だ驚いていた。
    「……で、ワイのこれやけど」
     ウルフウッドが手元に置いていた筒状のものをヴァッシュに見せる。薬剤名と、何やら「使い方」が買いてあるラベルが巻かれている。やはり薬ではあるようだ。
    「エピペンってやつやな。アナフィラキシーショックってあるやん?あれになった時の応急処置みたいなやつや。進行ゆっくりにしてくれる注射。思っきし太腿とかにぶっ刺す」
    「アナフィラキシーショック……って事はキミアレルギーあったの!?」
    「おん。ピーナッツ無理やねん」
     ヴァッシュはぞっとした。ピーナッツ。何にでも含まれ得る食材だ。彼だってピーナッツバターを食べることがある。それをウルフウッドが食べないとしても、うっかりピーナッツバターが付着したスプーンで混ぜたコーヒーを飲むだけでも、同居人がアナフィラキシーショックを起こして呼吸困難で死ぬ恐れがあるのだ。ヴァッシュには何が起こったのか分からず、ただ慌てて狼狽えるまま。
    「お前……なんでそーいうこと最初に言わねーんだよ!!知らずにサラダとかに入れるとこだったじゃんか!」
    「しばらく当たっとらへんかったから完全に忘れとったわ。悪い悪い。いや注意はしてんねんで?けど完全に慣れとったっちうか……」
    「忘れるなよそーいうこと!」
    「せやから悪かったって!ワイの部屋の机の一番上の引き出しにいれとるから、まあワイが死にかけたらこれ打って救急車呼んでくれ」
    「おう……後で使い方見せて」
    「おん。で?オドレの薬は?」
     ウルフウッドの目線がヴァッシュの側の薬の山に向かう。ヴァッシュは薬からもウルフウッドからも目を逸らし、言い訳を考えようとしたが、それでは今日一日を自分のために棒に振ったウルフウッドに対してあまりに不誠実だ。薬の山をざっと二人の間に移動させて、合計4種類のうち、1種類をまず手に取った。
    「これ、が抗うつ剤」
    「おん」
    「……で、これとこれが、精神安定剤……です」
    「最後のは?」
    「他の薬と合わせて飲む胃薬だけど……」
    「さよか。全種類毎日飲んどるん?」
    「……まあ。寝る前とか食後とか……。いやでもこれは頓服だから飲まない日もある」
    「副作用は?」
    「胃薬以外は全部ちょっと眠くなる……かな」
    「ふうん。せやったら飲んですぐはバイク運転するなや。今まで普通に運転しよったやろ。買い出しはワイが行ったる。ええな」
    「……はい。あのさ……」
    「なんや」
     ウルフウッドがメモ帳の次のページを開き、「薬、4種類、毎日、眠気あり、服用後バイクなし」と書き込む。メモというより、確かに聞き取ったで、という証明書を書いているように見えた。
    「聞かないわけ?なんでこういう薬飲んでるか、とか……」
     今まで会ってきた人は大抵そうだった。興味本位で、過去に何かあったのか、どんな病気を抱えているのか。人生の事を根こそぎ聞きたがるか、訳ありの人間に見えるらしく、そっと離れていくかだった。

     ヴァッシュの精神に問題があるのは事実だ。子供の頃、双子の兄とべったりで、上手く兄弟離れが出来ずに、兄がいなければ激しい不安を覚えるようになった。しかし同時に、兄がそばにいれば、自分が一人では不完全なような、激しい劣等感と苛立ちを覚え、ひたすらに離れたいと感じていた。そんなヴァッシュを、兄は支配しようとした。彼も問題を抱えていたのだろう。ただ、深い話をする事なく、双子だから、という理由でお互いのことを何でもわかった気になり、それでも理解し得ないことが、二人にとってとても悪い結果を招き、ヴァッシュは兄の元を離れた。お互い依存し合って、尊びあって破壊し合うような間柄だった。
     時には精神科で処方された薬のオーバードーズもした。しかし、薬で死にたいわけではなく、ただ何も考えず、誰にも邪魔されず眠りたいだけだったのだ。過剰摂取の度、兄はヴァッシュを激しく責め、そしてお前の為を思っているのにどうして伝わらない、と涙した。ヴァッシュの放っておいてほしい、という気持ちが伝わらないように、兄の気持ちもヴァッシュには伝わらず、ただ自分が悪いことをしたせいだ、と己を責めることで歪なバランスは保たれた。
     それでも、一人暮らしを始めてからは幾分安定し、薬の量も減り、しょっちゅう繰り返していたオーバードーズの癖も消え失せようとしていた。
     そこに、双子の兄、ナイブズからの連絡があった。今朝のことだ。久しぶりなこともあり、兄との会話を懐かしむ気持ちもあって電話で近況報告をした。ルームシェアを始めた、と。しかしナイブズの言葉は、俺以外の人間とお前が暮らしていけるのか、というものだった。衝動的に電話を切ったが、その支配欲に、心はすっかり過去に戻る。
     嫌だ、放っといてくれ、僕は大丈夫なのに、違う、駄目なんだ、嗚呼、離れないで、ナイブズ、僕が悪かった……んだろうか?ほんとうに?分からない。何も考えたくない。
     そして、いつのまにか無心で薬をブリスターパックから押し出す作業に没頭していた。

     尋ねてから、しばらくウルフウッドは沈黙した。ヴァッシュは後悔した。こんなこと、聞くんじゃなかった。洗いざらい話すのも、拒絶されるのも嫌なくせに、心のどこかでこいつなら全部聞いた上で受け入れてくれるかもしれない、と期待している。
     そんなに簡単に自分の人生に巻き込むべきじゃないだろ。浅ましい自分の企みが恥ずかしくて、唇を噛んだ。
     そんなヴァッシュの表情を見て、なんちうか、とウルフウッドは口を開く。
    「ワイ、医者とちゃうやん。家族ともちゃうやん。オドレが病気や言うたって、治してやれへんし、背負ってやるには責任も取られへん。冷たいかもしれへんけど、身の丈に合わんことはしたあない。けど、一緒に暮らしていく身としては、防げる事故は防いでいかなあかん。せやから……ワイがやるべきやって思たのは、ワイがピーナッツ食って死にかけへんように、死にかけたらあわよくば注射ぶっ刺して助けてもらえますように、とか、オドレが急に倒れた時に薬飲みすぎたっちう可能性を考えて救急車呼べるかっちうことやねん。事故って後悔したないだけなんや。オドレと暮らしていく中で。まあ話したいんやったら話したらええんやろうけど」
     事故。その言葉は、ヴァッシュを軽い気持ちにさせた。生きている限り免れない事故というのはどうしてもあるだろう。車をぶつける事もあれば、工事現場の側で落下物に見舞われるかもしれない。川で溺れるかもしれないし、食中毒のリスクだってある。それでも注意していれば防ぎようはある。事故とはそういうものだ。そして、防ぐ努力はしていかなければならない。
     何か憑き物が落ちたような気持ちで、ヴァッシュはウルフウッドの肩に寄りかかった。ウルフウッドは驚いたようだが、なんや、まだ眠いんか、と言うだけで拒絶はしなかったので、逞しいその肩にしばらく身を預けることにした。
    「キミさ、ほんとにしっかりしてるよね。本当に僕より歳下?」
    「歳関係ないやろ!べつに、他人と暮らすのに慣れとるだけや」
     他人と暮らすのに慣れている。そう言うウルフウッドの過去を、ヴァッシュはまだ知らない。お互い心の奥に仕舞うものを交換できる日は来るだろうか。
    「キミがしっかりしてくれてるおかげでいろいろ助かるよ。今日はありがとう、あのさ、それで、これからもよろしくってことでいい?」
    「何言よるねん。一言も出てくとも出て行けとも言ってへんやろ」
     そんなこと考えもしなかった、というような声に、ヴァッシュは、そう言うこともあるのか、と新鮮に思う。今まで背負うことと背負わせることでしか世界を見ていなかった自分が、ひどく小さな存在に思えた。それでも、1人より2人の視点をあわせた方が世界が広く見えるのは当たり前だ。僕らは他人なのだから。
    「……とりあえず、僕の奢りでピザでも取る?」
    「よっしゃ!二言はなしやで、いっちゃん高いやつ頼んだろ」
     ガッツポーズをしたウルフウッドが、今日届いた広告の中からピザ屋のものを選り分けるため、キッチンへ向かって立ち上がる。
     急に支えを失ったヴァッシュはそのまま暖かいソファに倒れ込み、あいつ妙なところで歳下感あるな、と思いながら、テーブルの上のウルフウッドのエピペンを手に取り、その使い方を読み始めた。
     
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ☺👏👏💞💞💞💘💘👍👏👏👏💴💴💴💞💞💞🙏🙏🙏😭😭🙏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works