Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    まいか

    えっちなのとからくがきとか進捗とかwebオンリーの展示とかごった煮。
    X離れの波を受けて暫定的に投稿再開しました。

    pixiv→https://www.pixiv.net/users/3646320

    ☆quiet follow Yell with Emoji 🐧 🍙 🍍 🍩
    POIPOI 51

    まいか

    ☆quiet follow

    ウルティマMQのエメ光、HFオマージュ。本腰入れて書き出して原稿が止まりそうになったので取り敢えずここまでで寝かせる。ヒカセン(自機)の名前出ます。

    #エメ光
    emeLight

    XXXのユメ ――いつだって、突き放すことがあなたの愛だった。

     この世界に、そして鏡像世界に残された数多の未踏を見届けず終わるのかと焚き付けられて、心躍らなかったと言えば嘘になる。多くの罪と罰と重責を引き連れた英雄という肩書を、もう下ろしても良いのだと――ただの冒険者に戻って良いのだと、そう言われた。
     それがどれほど得難く、優しい祈りに満ちているかなんて、痛いくらいにわかっている。
     だからこれは、最初で最後の我が侭だ。
    「連れて逝っても、くれないの……? わたし……沢山奪って、沢山殺して、あなたの愛した過去も望む未来も命も、全部ぜんぶ壊したのに!」
     光の戦士は、冒険者は、サクラ・セリゼは――
    「こんなわたしに、それでも、生きていけって言うの……」
     ――……英雄のまま、赦されずに死にたかった。
     生涯でただひとり、誰より愛した男を屠った反逆者で在りたかった。
     絶望の名を知っている。それはこの世でいっとう美しい朝焼けの色をして、網膜に焼き付いたまま離れない。
    「そうだ。――……当然だろう。奪ったからには、責任を果たせ」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭🙏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    riza

    REHABILI【エメ光♀】猫の日🐈いつものミコッテ♀ヒカセン
    いちゃついている
    時系列は多分5.0のどこかだと思うんだけどいちゃついている
    「猫ってね、一日のうち四時間くらいしか、はっきり起きてられないんだって」
    「……なんだ藪から棒に。お前がそうだとでも?」
     先程まで武器の手入れを熱心に行っていた彼女の指先が、今は男のひとふさ白い髪を梳くように撫でている。どういう風の吹き回しかは知らないが、膝枕してあげよっかとの唐突な申し出に、エメトセルクは少し考え、甘えることにしていた。
     この娘は──当代の英雄は、気がつけば採集だの依頼だのでひとりうろつきまわっているので、人と親しく話しこそすれ、ひとりでいるのを好む質なのかと思ったこともあった。存外そうでもないらしいとわかったのは、こうして彼女が逗留する部屋に入り込むようになってからだ。
     エメトセルクが同じ空間に居座ることを意外なほど嫌がらず、触れ合うことを厭わなかった彼女と深い仲になってから、時折こうして、ただ気配と体温を分け合うような、ふわふわとした接触を求められる。今もまさにそうで、ラフな部屋着で寝台にぺたりと座った娘の剥き出しの膝の上に、エメトセルクの頭は丁重に抱えられていた。
     遠慮を感じさせない手つきで髪を撫でられ、心地よさにエメトセルクは目を細める。彼女もどこか満 1351

    riza

    REHABILI【rizaのエメ光♀】
    「デートみたい?デートだよ?」
    #この台詞から妄想するなら #shindanmaker
    https://t.co/hckXrMQeba
    これは開き直ったエメトセルク

    いつものミコッテ♀ヒカセンだよ
    ※謎時系列イマジナリーラザハンにいる
    ※実際のラザハン風は多分違うと思う

     まだ土地勘のないラザハンで、ほとんど拉致されるように連れ込まれた店にはウルダハでもなかなかお目にかからないような服や宝飾品が並んでいた。
     彼が選んだ数着のドレスごと店員に任せられたかと思ったら試着ファッションショーの開催となり、頭に疑問符を浮かべたままサベネアンダンサー仕込みのターンを彼の前で決めること数度。
     そういえばこのひと皇帝やってたんだっけと思い出すような審美眼で二着が選ばれ、それぞれに合わせた靴とアクセサリーが選ばれる。繊細な金の鎖のネックレスを彼に手ずからつけてもらったところで我に返ると、既に会計が済んでいた。
     当然のような顔をして荷物を持ってエスコートしてくれるまま店を出たところで代金についてきけば、何故か呆れたように、プレゼントだと言われてしまった。
    「今日なんかの記念日とかだっけ……?」
     さすがに世間一般的に重要だとされるような、そういうものは忘れていない、はずだ。そう思いながらおそるおそる問いかける。
    「私にとっては、ある意味で毎日そうだがな。まあ、奢られっぱなしは気がひけるという 1255