にょアナスタシアが、死んだ。
いつものように業務をこなしていた筈だった。
俺達はそれぞれ配属された部門で、管理人の指示を受けてアブノーマリティの管理作業を行っていた。
実の所、俺の所属している情報チームに収容されているアブノーマリティは、さほど危険な奴はいない。気をつけてさえいれば管理が簡単なものだから慣れたモンだ。
部門が増えて、施設が大きくなって。それでも俺達は今日まで上手くやってきた。新人達だって十分な教育がされたと判断されて、昨日上層から下層へ配属されて行ったし、相応のEGOも支給された。
だから今日だって、上手くやれると思ってたんだ。
メインルームで管理人の指示を待ちながら同じ部門の仲間と話していると突然、情報チームの職員全員の端末に管理人からの指示が飛んできた。
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