わんだぁらんどどくん、と心臓が締め付けられる音がした。あぁ、何という事だろう。鼓動の高鳴りが感じられる。目の前にいるのは只の幼いレディだ。只それだけなのに。興奮して仕方がない。僕のものにしたい。ましてや誰にも触られたくない。あぁ、あぁ、僕は一体どうしてしまったんだ?その首を傾げる動作、薄く頬が桃色に染まっているのも、全てが愛おしく、可愛く、素敵で堪らない。どうしたら、彼女は僕に振り向いてくれる?どうしたら、彼女は僕のものになる?では、君をワンダーランドに招待しよう。君はその主人公だ。
「さぁ、出来ました!」
気に入ってくれただろうか。
これで君は、僕のものになってくれるだろうか。
ねぇ、ありす?
僕のことが、好きだろ?
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