オメガバパロ?カリスマハウスの住民たちは、皆αである。
理解は、いつ目の前に現れるかも分からない運命の番のために恋愛ごととは縁遠い生活を送ってきたが、同じ家で暮らすふみやのことが気になっている。本人にその自覚はないが、それは恋と呼ぶものだった。ふみやも同じく理解に恋心を抱いていた。ある日ふみやが理解を自室に呼び出し自分の気持ちを伝えると、理解は「ダメです。ふみやさんにも、いつか運命の番が現れるんですから……。」と。
理解が自分のことを好きだと直感的に分かっているふみやは「いつ現れるかも分からない相手をずっと待ち続けるなんて出来ない、俺が理解と出会って好きになったことも運命だと思うんだけど、理解は違うの?」
299