成歩堂龍一誘拐事件のプロット 何か裏のある事件を追ってる御剣検事局長、その敵対側が重要な証拠品を回収しようと御剣に圧をかける。が、モチロン屈しない御剣(1回襲われて身ぐるみ剥がされたりもするけど隠してたからセーフ)。痺れを切らし、本人が「恩人、親友」だと語る男、成歩堂龍一を営利誘拐する。
彼を人質として、重要な証拠品を渡すよう御剣に交渉するも、時間稼ぎされてしまいうまくいかない。
それなら、と成歩堂の方から御剣の持つ証拠品の情報を引き出そうにも「そんなのぼくが知るはずないでしょう」
「あいつはただの幼なじみです」
「そんなに大事なものなら、あいつは部外者のぼくに絶対に見せません。あいつがそういうヤツだってこと、あなたたちの方がよくわかってるんじゃないですか?」っていうので役に立たない(ほんとは一部協力してるけど持ち前のハッタリ力で切り抜けてる)。
場面は変わって御剣、とうとう犯人の居場所を突き止めて突撃、「成歩堂ッ!!!」と声を張り上げて呼ぶも部屋はもぬけの殻。ここで、万一に備え外で待っていたイトノコから着信「みッ、御剣検事!大変ッス!あの男が……え?電話代わって?いやいや、アンタそれどころじゃないッスよ!早く病院に……御剣検事に?言わなきゃいけない?……アンタがそこまで言うなら……」
「……御剣?」
「ッ成歩堂!?今どこに……」
「事務所に……」
「何ッ!?」
「ヤツが……ぼくの事務所に向かってる……証拠品を探しに……」
「……!」
「みぬきが……ココネちゃんが、危ない……!」
「……ッ!わかった、すぐに向かう!」
「頼む……御…剣……」カシャン!とケータイ落とす音
「ア、アンタ!ちょっと!しっかりするッス!」
「糸鋸刑事!!」
「はッ……はいッス!!!」
「行くぞ!」
「へ?いや、どこに……っていうか、この人は……!」
「ぐずぐずするな!」
「はッはいッスウゥゥウ!!!」
〜少し前〜
実は追い詰められた犯人がなんでも事務所を襲撃しに行こうとするので、みぬきとココネちゃんに危害が加わる可能性が高くなってなりふり構ってられなくなった成が隙を見てビルの上層から窓を突き破ってダイブ。下が水場(公園の溜め池か何か)なのでまぁ死にはしないだろうという3-5メソッド。
なんやかんやあって犯人逮捕。誘拐事件に関しては現行犯だが、例の裏のある事件については協力しなければならない理由があっただけで実はそっちの犯人ではない(ことを誘拐中のやり取りでなんとなく成は気付いた)ので、裏のある事件の裁判は成が弁護士につく(つまり自分の誘拐犯の弁護をする)。ムチャした後なので酷い風邪+軽いねんざで1日入院(3-5よりちょっと酷い)したあとのヘロヘロ&調査不足(いつもの)で審理当日に。
大切な友人を拐った誘拐犯を、その本人が弁護しているとかいう意味の分からん状況が腹立つしその怒りのぶつけどころもよく分かんなくなっているので、ブチギレ本気起訴の担当検事御剣。いつにも増してアタリの強い検察側、それでも一歩も引かない弁護側、そんな審理なので、当然最後には真相を解き明かし、真犯人が告発され、緊急逮捕されることになる。
勝訴だけど微妙な雰囲気の被告人控え室。「あなたにも事情があったのは分かる。けど、ぼくを誘拐した罪はちゃんと償ってください」と被告人に伝える成歩堂。ここで御剣登場、「またキサマはムチャを……」「ははは、ごめんごめん……っと、」よろめいて倒れかける成歩堂の腕を掴んで支える御剣「キサマは今すぐ帰って寝ろ!」「み、耳元で叫ぶなよ……うう、アタマ痛い……」
みんなの苦笑いを尻目に部屋を出て2人になるころ「……ありがとう、御剣」
「……フン。今回ばかりは……いや、今回も本当に肝が冷えた。今後は一切こんな馬鹿な真似はしないと今ここで宣言しろ」
「う……そ、それは分かんないだろ……」
「……。キサマは……自分ひとりの命ではないのだといい加減自覚したまえ。キミが死んだら、みぬきくんはどうなる。」
「……!」
「事務所で待つキヅキ弁護士に、知らぬ間に上司が死んでいるトラウマを植え付けるつもりか?」
「……。」
「……わかったら、自らの行動をよく省みることだな。」
「……そうだな。ごめん。」
「……それに。」
「?」
「キミの……友人も。酷くココロを痛めたのだ。」
「御剣……。」
「キミならば大丈夫だろうと信じるのと同時に、キミを失ったら、もう帰ってこないのだとしたらと考えると……」右手で左腕を抱え込む御剣
「狭い場所に閉じ込められて、息ができなくなるような、そんな心地がした。」
「……ごめん。」
「……謝罪が欲しいわけではない。ただ……キミはもう少し、自分を大事にすることを覚えたほうがいい。」
「……。うん。」
「……まぁ、そんなところもキミらしいと言えばキミらしいのだが。もう歳なのだから、いつまでも若いつもりでいないことだ。」
「……たしかになぁ。……あの時は風邪だけで済んだのに、ねんざまでしちゃったもんなぁ。もうぼくも若くないや」
「そんなレベルの話ではない!」