煩悩組×🎲前提　🎲が研究者？科学者？パラレル日夜生体実験を行っていたが非倫理的と資格を剥奪・永久追放となり、一人ひっそりと人気のない場所に籠り実験を続けていた🎲
ある日『魂さえあれば同一人物を創れるのでは』と考え、肉体から魂を引き剥がし分裂させ用意した器に分裂させた魂を入れクローンを生み出そうとする。
器の創造は🎲にとって容易だった、あとは二つの器にそれぞれ魂を埋め込むだけ。

結果は散々なものだ。
まずそれぞれ、オリジナルの殆どは言語能力・思考能力を失い、レプリカも同じくほぼ人の言葉を解することはなく思案する様子もあまり見せなかった。
それぞれの肉体にも負荷がかかったためか損壊などの影響を及ぼした。フィクションに於けるゾンビと大差ないようにすら見えるほどだ。以下に詳細を記す。

🦇
オリジナルは魂を拒絶、僅かな攻撃性を見せたのち死亡。
レプリカは魂を受け入れ経過良好であったものの、両脚へ急速に壊死が発生したため切断。幾らかの感情を有しているようで、好き・嫌い等単純なものへの反応は見せた。時折🐺オリジナルの部屋でぼんやりとする姿を見せている、幾らかオリジナルの記憶を保持しているのかもしれない。
🐺
オリジナルは魂を受け入れたものの言語を失っており言葉を発することはなく、数日後に自害した。ただ、シワだらけの破れた紙にミミズののたくった様な字で何かを書き記しており、『…う　……てく……い』と意味を読み取れるものではなかった。
レプリカは魂を拒絶、咽頭部から胸部・右腕部の崩壊に至り、目を覚まさず植物状態となったため生命維持装置に繋ぎ経過観察とする。
👊
オリジナルは魂を受け入れたものの両腕への著しい浮腫と悪性腫瘍を発病したため切断、右目の瞳孔反応が鈍いため視界不良と前髪を上げようとしたところ強く拒まれたことから幾らかの感情を有していると見える。言語を発することは無いが獣のように呻くなどの様子はある。
レプリカは魂を受け入れ肉体の崩壊等も起こらなかったが、体性反射は起こるものの、此方の言動に対する一切の反応を見せない。生命活動は見受けられるためみなし植物状態とし生命維持装置に繋ぎ経過観察とする。
😈
オリジナルは魂を受け入れたが両眼が崩壊、左手・左脚の麻痺及び感覚消失。しかし三歳児程度のやり取りが可能という、意思疎通がとれる貴重な検体の一つ。蜘蛛のぬいぐるみを犬と言い張る等、知能指数は幾らか下がっているようだ。
レプリカは魂を拒絶、悲痛な叫びと共に右腕が膨れ上がり二股に裂け、腹部と左指の崩壊に至るも生命活動は見受けられるため生命維持装置に繋ぎ経過観察とする。
🚬
オリジナルは魂を受け入れたものの肉体の崩壊が特に酷く、下顎・両腕・下半身が崩壊したが生命活動に異常は見受けられなかった。培養ポッドにて経過観察とする。のちに判明したことだが、オリジナルはしっかりと意識があり記憶の混濁も一切無いようで、レプリカと対面させたところ酷く困惑した様子を見せた。
レプリカは魂を受け入れ肉体の崩壊も無かったが、言動にはぎこちなさを見せたためゆっくりと教育を施していくつもりだ。🚬オリジナルと対面させ、「あれは誰だ？」という問いに対し辿々しくも自らの名を述べる認識能力も備わっていると見えた。
オリジナル・レプリカ共に成功例の一つとして判定し、貴重な検体として今後も記録していく。