私、ハロプロさんはこの界隈ほど熱く推してるわけではなくて、ただパフォーマンスとかMVとか、あまりにも美しい歌声やバキバキのダンスを観るのが好きなお茶の間の人でした。各界隈にハロプロ沼にハマる方が続出するのも十分納得する中、私は沼の端っこで踏ん張って無駄な抵抗を続けていました。
おかしな話ですが、これ以上沼にハマるのが怖かったから、推しを増やすのが怖かったからです。
ありがたいことに実況界隈で推している方々は皆現役ですが、それでも「沼にハマる!」と自覚した時、「いつかは終わりが来る。その時は最終的には聞き分けよく見送る」と相当な覚悟をして推すことを決めました。
これまで、嵐や西野カナちゃんなど活動休止した方々を推していたからです。今でこそまたいつか逢えるかもしれない希望はありつつも、当時は彼らを見送る時は本当に寂しかった。中には亡くなってしまった推しの声優さんもいました。
だから、推すのは実況界隈で最後にしようと思っていました(この界隈で推す時さえも「嵐で最後にしたのになぁ」と思いましたが)。
でもそんな中で、モーニング娘。に気になる子を見つけてしまいました。瞳がキラキラしてて、メリハリのあるダンスが格好良くて、それでも歌も含めて努力を怠らずメキメキと成長し、後輩に教える姿が理想の先輩だなと思った子。しかもめちゃくちゃ面白くて(様子がおかしいとも言う)(褒めてます)、負けず嫌いでガッツのある女の子。
あゆみんこと、石田亜佑美ちゃんです。
先ほど、卒業を発表した子です。
親との電話中にトレンドを見てしまい、親の話が右から左状態でした。幸い電話はすぐ終わりましたが、私の心は真っ白になっていました。
推すって何でしょう。私はもう彼女を推していたのではないかと思ってきて、戸惑っています。
認めたくないけど、認めないといけない気がします。「寂しい」って。
本当に数ヶ月前から観始めたんです。1年も経っていません。ゆるくYoutubeを観てきただけです。
なのに、あのキラキラ輝く姿が娘。から旅立つと考えると何でこんなに苦しいんじゃ。
あゆみんの言葉や考え方も、社会人として、そして別の夢を持つ身としても凄く頼りにしていました。彼女のインタビュー記事なんかを読むのが好きだったんですね。「他人と違うことをしたい!」という考え方が根底にある私にとって、しっかりと自分はこうでありたい!そのためにこうしてる!と話すあゆみんは憧れの女性だったのかもしれません。
私は一体どうするんでしょう。娘。にいるあゆみんをもっと好きになって、そして旅立つのを見送ってしまうのが怖いのでしょう。臆病もいいところですね...。
もう少し時間をかけて咀嚼しなくてはなりません。が、「推す」とやらをしてもしなくても、あゆみんが格好良い人生の先輩みたいな感覚だったことは変わらないし、そして感謝しています。世にはこんな素敵な女性がいたもんだ。ありがたい人生だ。