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    弱者🦧

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    絶対描きたい話のプロット〜!
    「兄妹の共依存」と「後悔」と「希望」などなどがテーマ

    兄さんは生きることを望んでいないように見えます。
    貴方ほど尊い存在はありません。所詮舞手は使い捨ての道具。生き残れば運が良かったまでのこと。兄さんが気に病む必要は無いのです。

    …みんな人間だ…生きていたんだよ。

    兄さんは人を愛している。優しすぎるが故に自らが傷ついてしまうんです…。

    …違うんだ…俺は華代がいうような綺麗なものじゃない…

    (兄さんは全ての物事に自責を感じてしまう。兄さんを救う存在がいなければ…。
    しかしそれは決して私ではない。汚れのない清く強い魂を持った者でなければ…しかしそれが見つかるまでの間、切れかけた兄さんの糸をなんとしてでも繋ぎ止めたい。
    たとえ生かし続けることが残酷であろうと、兄さんは私にとって、蝶々家にとって必要なのだから)

    華雄の肩を掴む華代

    よくお聞きになってください兄さん
    私が忠義を誓い命を捧げているのは父さんではありません。ましてや長兄の華栄でもない。
    蝶々華雄。貴方です。

    次期当主となる蝶にふさわしいのは紛れもなく貴方なんです。

    現在の我が一族は薄汚く醜く、武家等と名乗れるものじゃありません。
    舞手をいくら輩出しようとどれだけ武闘の力に長けていようと、権力をもとうとです!
    我一家の汚れは心臓のうちから滲み出るものです。
    ですが兄さん、貴方は違うでしょう?
    容姿も性格もそして能力も全てが私たち塵屑とは異なる存在。

    蝶々という名は貴方のためにあるんです。
    貴方がこの一族を新たに作りあげるのです。貴方は選ばれた存在だ。
    貴方はこんなところで終わりを迎えてはならない。
    貴方は心の臓が、魂が美しいのです。
    貴方は蝶々家に与えられた一縷の望みであり謂わば創造主です。長として舞うべきは貴方のみ。
    貴方しか許されない…!
    ですから生きてここを出るのです。


    あぁまただ…
    どんどんよくない方へ進んでいる…
    違うんだよ華代
    俺たちは俺たちを認めない他人から二人でただ逃げているだけなんだよ…




    華代は学園に入り神を殺し自分の加虐欲求を発散している。
    だけどそれは永遠じゃない。
    いずれその暴力性はまた人へと向かう。
    放っておけば、華代の行き着く先はきっと牢獄だ。

    華代は幼い頃から自分の中にある暴力性をどうしても認められない。

    これはもう呪いのようなもので、この家に生まれ、父親からの教育という名ばかりの虐待を受け続けた、殴られ罵倒され辱めを受けた彼女は人を傷つけ殺すことで快感を覚えるようになった。

    華代が初めて人を殺す姿を俺は見ていた。
    きっかけは俺が大火傷を負わされたことだった。
    11歳の小さな妹が、相手の顔が変形し崩れるまで殴り続ける血だらけの姿を俺は見ていた。

    その時になってやっと気付いた。
    俺は華代と向き合っていたつもりになっていただけで結局は他の家族と同じだった。
    妹には治療が必要だった!
    愛情や慈しみとは何か、妹には当たり前に与えられるべきものが全て欠けていた!
    それを俺たち家族は何もせず気付かぬふりをしていた!

    俺が与えていたのはその場しのぎの愛だけ。
    それが妹の為だと、正しいことだと思っていた。
    俺は間違っていると彼女に一度だって言わなかった。

    俺は華代を突き放すことができない。
    妹がどれだけ周りを傷つけ罪を犯そうと、許してしまうだろう。

    そして華代自身も俺が全てを認める存在だと本能で理解している。

    だからこそ俺には妹が救えない。

    華代は俺の存在を自らの中で完璧に作り上げ心酔している。まるで神様のように。
    瞳では俺を写していても本当の俺を見たことは一度もないだろう。

    俺たちはきっと一度も向き合ったことなんてなかった。

    現実を突きつけることは華代の心を保つ糸を切るということで、臆病な俺にはそれができない。
    ただ妹の求める言葉を与え続け、いつかは綻びた糸が切れることに怯えている。
    いっそ妹と心中でもすればいいのか。そんなえきもしない浅はかな考えさえ浮かぶ。

    ベランダで煙草を吸う

    こうして苦しくなると先輩のことを思い出す。
    あの日の笑顔と言葉が…

    彼女が今ここにいてくれたら、全て違っていた気がする。

    あのとき悩みを解決してくれるって言ったじゃないですか。
    だったらどうして何も言わずに消えちゃったんですか…

    あの時の彼女のきらめきがあまりにも強くまぶしくて
    いまだに俺の心の中で僅かな希望がキラキラ輝いている。

    一粒涙を零す

    こうして俺はまた誰かの救いの手を求めている。
    自分では何もできない、誰も、妹でさえ、自分でさえも救うことができない。
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    弱者🦧

    MEMO絶対描きたい話のプロット〜!
    「兄妹の共依存」と「後悔」と「希望」などなどがテーマ
    兄さんは生きることを望んでいないように見えます。
    貴方ほど尊い存在はありません。所詮舞手は使い捨ての道具。生き残れば運が良かったまでのこと。兄さんが気に病む必要は無いのです。

    …みんな人間だ…生きていたんだよ。

    兄さんは人を愛している。優しすぎるが故に自らが傷ついてしまうんです…。

    …違うんだ…俺は華代がいうような綺麗なものじゃない…

    (兄さんは全ての物事に自責を感じてしまう。兄さんを救う存在がいなければ…。
    しかしそれは決して私ではない。汚れのない清く強い魂を持った者でなければ…しかしそれが見つかるまでの間、切れかけた兄さんの糸をなんとしてでも繋ぎ止めたい。
    たとえ生かし続けることが残酷であろうと、兄さんは私にとって、蝶々家にとって必要なのだから)

    華雄の肩を掴む華代

    よくお聞きになってください兄さん
    私が忠義を誓い命を捧げているのは父さんではありません。ましてや長兄の華栄でもない。
    蝶々華雄。貴方です。

    次期当主となる蝶にふさわしいのは紛れもなく貴方なんです。

    現在の我が一族は薄汚く醜く、武家等と名乗れるものじゃありません。
    舞手をいくら輩出しようとどれだけ武闘の力 1893

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