告白 この時をどれだけ待ちわびたか…
改めて手の中にある探偵免許許可証をまじまじと見つめる。
一度は諦め手に入らないと思っていたもの、キミと出会って夢を諦めない希望をくれた。
もし、僕が探偵として活動出来るようになったなら一番最初にする事を決めていた。
「今日は、トトに告白する!」
トトが僕の事を好きなのは知っている。それが、いつだったか明確には分からないがトトから感じる好意に擽ったいようなもどかしさを感じていた。
僕は……トトが好きだ。多分、僕の方がトトより早い段階で恋愛として好意を寄せていたと思う。
お互い好きで進展しなかったのが不思議なくらいだが、僕にもプライドがある。
正式に探偵になったら僕らの関係に名前をつけようと決めていた。
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