masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 425
masasi9991☆quiet followDONE寝起きのゼロクスちょっとシリアス ##RMX ##ゼロクス 夢を見ない「ゼロ! いくら休日だからってこんな時間まで寝てるんじゃない!」 レプリロイドも寝言を言う。特に、ゼロのようなスリープモードからの移行に時間がかかるタイプだと顕著だ。 任務中の一時休止からの起動は早いのに、休日ともなるといつもこれだ。この柔軟性の高さも、性能の高さの一つでもあるんだろうけど。「まだ……朝じゃ、ない」「そうだね、もうお昼だ」 さっきからこの調子で、オレはずっとゼロの寝言と会話している。 休日だからどこかへ出かけよう。休みの間に買い出しに行かなきゃいけないものもある。なによりそれが、日々の忙しさの息抜きになる。 だというのにゼロは起きない。一度起きればテキパキと動くんだけど……というより割と短気で大雑把だから、行動はかなり早い方なのに。休日の朝だけはどうしても起きない。「何かいい夢でも見てるのかな」「……ああ」 やっぱり半覚醒状態のまま頷いた。 目を閉じて、ベッドの中に沈んでいる。柔らかなクッションのマットレスに横たわり、物理的に外気と光を遮断する薄手のブランケットに包まれている。これはメンテ用のポッド・ベッドじゃない。もちろんゼロの自室にはそれも置いてあるのだけれど、これはそれとは別に、ただ身体を横たえるだけ――もうひとつ用途はあるが――のベッドだ。 こういった、ただ快適性だけを求めた製品が一般的なレプリロイドにも普及し始めたのは最近のことだ。といっても、もう数十年くらいになるのか。機械の身体の合理性だけではなく、個々の意思や思考といったものが重視されるように世界が変わってきたのは、どこか不思議だけどきっといいことだ。「質問しておいてなんだけど、君は夢を見るんだな」 何となくぼんやり呟いた声は、半覚醒状態のゼロには聞こえなかったらしい。返事はない。ただ、ブランケットの中で少し身じろぎをした……寝返りを打ったから、それが返事だったのかもしれない。「どうしても起きないか」 ため息、それから諦めて、オレもベッドに上がることにする。とはいえ外出するつもりで着替えてしまったから、一緒に眠るのには抵抗がある。間を取ってベッドの縁に腰を下ろす。 無理に出かけなければいけないほど、重大な用事があるわけじゃない。ただ……。 ゼロが自室にベッドを置いたのは意外だった。確か、それが普及し始めてすぐのことだったはずだ。元々メンテすら面倒臭がるような性分だ。つまり自分の身体を気遣うのが苦手、ということではないかと思う。そんなゼロが、肉体の快適性のためだけの製品を受け入れ、求めたというのが今となっても不思議だ。 平時はほとんど使わない。オレたちイレギュラーハンターにとっての平時というのは、イレギュラーとの戦いの最中にあるということだ。事件が多く、気が抜けない日々にあると、ゼロは自室でもベッドを使わない。メンテ用ポッドに入ることも、スリープモードに一時的に入る時間すらも惜しむ。 つまり、休日というものがちゃんと存在して、ゼロがベッドで寝坊をしているというのは、ここ数十年の間の平和の象徴でもあるわけだ。 少なくとも、オレにとってはそうなる。だからこうしてゼロを起こしに来ることも、悪くはない。「どんな夢を見てるんだい」 ただそればかりが気になる。 枕の上のゼロの横顔を見たくなって、ブランケットを少しずらした。閉じたままのゼロの瞼が光に反応してわずかに動く。すると瞼のふちに整然と並べられた金色のまつげが白く光りながら小さく震える。同じようにシーツの上に広がる金色の髪も、既に真昼の明るさを反射してキラキラ光った。 綺麗だ。なんて穏やかで、素晴らしいことだろう。 そう思うと同時に、眠るゼロへ抱く感情が、不安や疑念の影の中にあることを急にはっきりと認識した。 ぼんやりしたそれから逃げ出すように、窓から差し込む光に照らされたゼロの頬にそっと手を触れる。「今は、お前が起こしに来る夢を見ていた」「それは夢じゃなくて現実だよ」「わかっている。冗談だ」 また寝言と喋っている。いや、やっと起きたのかな? 光の中を覗き込むと、ゼロの瞼は半分、瞬きを繰り返しながらゆっくりと開いている。「こうして目を閉じていると、夢を見ないで済むんだ」「夢を見ない?」「そうだ。俺はどうにも、夢見が悪い。メンテナンスのためにスリープモードに入ると、記憶領域の最適化のためかかなり――支離滅裂な夢を見る。だがここでなら、それを見ないでいられる」「どんな夢なんだ」「昔の……いや、かなりどうでもいい内容だ。よくわからない記憶が多い。それが面倒なんだ」「そうか」 と、話しているうちにゼロははっきりと目を覚ましたようだ。頬に触れていたオレの手を突然握り返して、胸のあたりへ引き寄せる。「夢にまで妬いてくれたのか?」「は? 何を言っているんだ」 ニッと笑って妙なことを言う。びっくりして呆れていると、握った手が更に引っ張られて、ベッドの上に倒れ込みそうになった。 そっか、そういう魂胆か。「もう昼だぞ。いい加減起きるんだ! 一緒に寝たりなんかしないからな!」「むしろ昼間から寝たっていいだろ?」「ゼロ!」 互いの手を引っ張ってもみくちゃになって、結局ベッドの上に転がる。ゼロの体温が移ったブランケットの中が温かい。だけどその誘惑に打ち勝って、どうにかベッドに腕を付いて上半身を起こした。「はぁ。せっかくこんなにいい天気だってのに」「お前が起こしに来るなら天気なんかどうでもいいが」「そういうことじゃなくてさ」 はぁ、と今日何回目かのため息をつく。オレの腕の下で、ゼロはまだベッドに横たわって、オレを見上げている。ちゃんと両目を開いて、笑っている。眠ってなんかいない。「オレが夢に嫉妬するって、どういうことなんだよ」「ああ、それなら心配するな。こうしているとお前の夢しか見ないさ」「答えになってないじゃないか」 寝言みたいな甘いセリフを口にしながら、ゼロの腕がまたオレの背中を捕らえようと伸ばされる。どうやって抵抗しようか、どうやってベッドから引きずり出そうか――と柔らかいシーツを握りながら思案した。【了】Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE虎牙が2人で練習してる道タケ漣コツコツ練習!「ほら、さっさとやれ。簡単なんだろ」 「ッ……たりまえだ! 最強大天才のオレ様にかかればンなのォ……」 威嚇している。コイツに似てるヤツを動画で見たことがある。初めて出会う犬や人間に威嚇をしている子猫だ。コイツは俺の手元の円城寺さんのぬいぐるみに向かって威嚇している。言ってることとは裏腹に。 「じ、じっとしてやがれ、らーめん屋」 「ぬいぐるみは元から動かねーって」 「うるせェ!」 ……でも、ちゃんとぬいぐるみの円城寺さんを本物の円城寺さんだと見立ててる、って認識はあるんだな、と勝手に感心した。確かに円城寺さんに向かって威嚇してるときと、同じ顔をしてる。本物だったら適当になだめてあしらわれて終わるところだが……。 2285 masasi9991DONE暑い日の道タケ漣氷で冷やしていただきます 帰ってくるなり二人揃って畳の上に転がった。 「暑い」 「アチィ」 と口々に唸っている。 確かに今日は暑い。こんな日差しの強い時間に駅から歩いて帰って来るのはさぞ大変だったはずだ。部屋にクーラーは利かせているけど、きっと暑さはなかなか引かないだろう。 グラスに氷と、よく冷えた麦茶のピッチャーをお盆に準備して居間に戻る。……まだ転がっている。二人とも、顔も身体も熱で真っ赤だ。 で、着てるものをそこら中に脱ぎ散らかしている。気持ちはわからなくもないが……。 正確に言うと下着を除いて全て脱いでしまってるのは漣の方で、タケルは辛うじて着てはいる。着てはいるがタンクトップの裾はまくり上げられて、腹も、胸も丸出しだ。 2099 masasi9991DONEプリンを作ってくれる道流さんの道タケ漣プリンの話□1 ソイツが円城寺さんの腕に噛みついた。円城寺さんは笑って「こらこら」なんて言って、ソイツの頭を押し返している。 「腹減った!」 「さっき昼飯食ったばっかりだろ?」 「……違う。メシじゃねーやつ」 まだ諦めずに膝の上に乗り上げて迫ってくるソイツの前に腕を翳して、円城寺さんは顔を庇っている。何故ならソイツが本命で狙っているのは円城寺さんの鼻先だからだ。……多分。よくそこに噛みついてるから。 「オマエ、さっきも『まだ』って言われただろ」 「もう充分待ってやったっつーの! さっさと食わせやがれ!」 「うーん、でもなぁ……ちょっと前に確認した感じだと、おやつの時間にも間に合わなそうだ。食えるのは晩飯の後だな」 「ハァ!?」 1856 masasi9991DONE道流さんの話をしてる虎牙の道タケ漣 980 masasi9991DONE事後にいちゃいちゃしてる道タケ漣 1139 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣何もしていなくても 困ったことに、何もしていなくてもかわいい。 二人とも床にコロンと転がって、先日師匠に資料として渡された雑誌を眺めている。 自分たちが掲載される予定の特集シリーズのページなんかはほぼチェック済みだ。いま二人が眺めているのは、自分たちの仕事とは直接の関係はないレシピのページ。うまそうだ、とかこっちがいいだとか、時々じゃれ合うように言い合いながらページを巡っている。 今度作ってやるためにも後でしっかりチェックさせてもらおう。それはそうとして、こうして何をしているわけでもない瞬間でも……雑誌を読んでいるだけの瞬間でも、タケルと漣がかわいくてしょうがない。 そう思っていると、いつのまにか自分の手元が緩んでいたらしい。開いていた資格本がパタンと音を立ててて閉じた。その音で二人揃ってこちらを向く。 1143