masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 425
masasi9991☆quiet followDONE本編前のレクセル ##RMX ##レクセル 何処へ「なんだ、戻ってたのか」「なんだって何?」「いや、別に意味なんかねぇよ」 特に深い意味なんかないって感じで、レッドは軽く首を振った。「帰りが遅いとか心配してたんじゃないの」「そんなガキでもないだろう?」「フフン、まあね。ねー、今日もう疲れたからここで寝ていい?」「その泥だらけのままベッドに上がり込むんじゃなけりゃな。身体洗ってこい」「だってシャワー空いてなかったんだよ。レッドの部屋の借りるね。……にひ」「今の変な笑い方はなんだ?」「なんかさー、さっきのレッドのセリフ、変態みたいじゃなかった? シャワー浴びてこい、みたいなの」「馬鹿か」「にひひひ。帰り遅くなっちゃった分さ、サービスしてあげるから期待しときなよ」 シャワールームに向かいながら大声でそう言うと、レッドはろくに返事もしないかわりにわざとらしくため息をついて、肩をすくめてみせた。 レッドの部屋に併設してあるそれは、居住区にある共用のシャワールームよりは設備が多少マシだ。ちゃんと設定した温度通りのお湯が出る。急に妙な色や匂いのヘドロが交じることもない。もちろん突然水が止まることもない。 逆に言えばこの街の一般レプリにとってそれは珍しいことだ。共用のシャワールームだとお湯の温度は不安定だから突然熱湯を浴びせられてフレームが軋んじゃうこともあるし、たまに貯水槽に身投げしたヤツなんかがいると、誰かが発見するまでそいつの腐敗と錆びのダシを浴び続けることになる。そもそも乾季になると水が足りなくなって長い間シャワーどころじゃなくなるなんてこともザラだ。 それでも居住区にあるシャワールームは、未だ汚染の残る地上で活動を強いられているボクらレプリにとっては人気のスポットである。理由は、理屈ではわからない。多分汚いよりきれいな方がいい。暗黒街なんて呼ばれる掃き溜めに住んでても、けっこう沢山のレプリがそう思っているらしい。 この街みたいなスラムじゃなければ、一般のレプリでももう少しいい生活が送れるみたいだけど。それにはあんまり興味がわかない。「今日さ、西九六〇地区に行ってみたんだ」「お前一人で行ったのか。いつかの話を盗み聞きしてやがったな」 シャワールームの壁のスピーカーからレッドの声が聞こえる。緊急時のために部屋の中と外で会話できるように作ってあるのだ。でもそんなに厚くもない壁越しに、かすかに元の声も聞こえてる。スピーカーで再生される不完全な音と壁越しの本当の声がほんの少しのタイムラグで干渉し合って、さざなみのような波形を描いてボクの耳に聞こえてくる。これがちょっとおもしろい。「次のターゲットのメイヤー、あそこをねぐらにしてるんだって? 敵情視察だよ」「ねぐら……なんて言い方をするような街じゃなかっただろ?」「うん。まあ、成金趣味って感じかな」「フッ。確かにな」 少なくともまともなシャワールームがありそうな街ではあった。でもそんだけだ。「それでもここよりはマシな街だ。あそこだけじゃない、世界にはここよりマシな場所はいくらでもある。なのにお前は、よくこんなところに居付こうと思ったな」「んー……」 シャワーの温度は三十度くらい。このくらいだと素体の髪や皮膚に影響が少ない。でも今日の気温だと少し寒くなってきた。メモリを動かして少しずつ温度を上げる。シャワーからほんのり湯気が出始めて、狭いシャワールームが薄っすらと白くなる。 こうなると自分の声もレッドの声も、水蒸気に紛れてちょっとくぐもったようになる。「やっぱりボクの帰りが遅くて心配した?」「そうかもな」「ボクがいなくなったら困っちゃうもんね。なにしろレッドアラートで一番強いのはボクなんだし」「随分デカく出るじゃないか」「それにみんな危なっかしいし、特にレッド! ボクがちゃんと面倒見てあげてないとダメだと思うんだよね」「フフッ」 レッドが吹き出した声、部屋のマイクには拾われなくて、壁越しにだけ聞こえた。単純な機械には計測できなくても、ボクにとっては聞き慣れた声だからわかってしまうのだ。「だから心配しなくてもボクはレッドのそばから居なくなったりしないよ」「別に心配しちゃいないさ。ただ疑問に思っただけだ」「さっき心配したって認めたじゃん」「……それほど心配してはいない」 レッド、相変わらず嘘とかすごく下手くそだ。そういうとこ。「心配しなくてもいいけど心配してもいいよ。ねーねー、着るものない?」「ない」「ふーん。じゃあ裸で寝るか」「……わかったよ、何か貸してやる」 レッドの部屋にあるの、全部大きいからなぁ。あんまり着ても着なくても一緒な感じだけど。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE虎牙が2人で練習してる道タケ漣コツコツ練習!「ほら、さっさとやれ。簡単なんだろ」 「ッ……たりまえだ! 最強大天才のオレ様にかかればンなのォ……」 威嚇している。コイツに似てるヤツを動画で見たことがある。初めて出会う犬や人間に威嚇をしている子猫だ。コイツは俺の手元の円城寺さんのぬいぐるみに向かって威嚇している。言ってることとは裏腹に。 「じ、じっとしてやがれ、らーめん屋」 「ぬいぐるみは元から動かねーって」 「うるせェ!」 ……でも、ちゃんとぬいぐるみの円城寺さんを本物の円城寺さんだと見立ててる、って認識はあるんだな、と勝手に感心した。確かに円城寺さんに向かって威嚇してるときと、同じ顔をしてる。本物だったら適当になだめてあしらわれて終わるところだが……。 2285 masasi9991DONE暑い日の道タケ漣氷で冷やしていただきます 帰ってくるなり二人揃って畳の上に転がった。 「暑い」 「アチィ」 と口々に唸っている。 確かに今日は暑い。こんな日差しの強い時間に駅から歩いて帰って来るのはさぞ大変だったはずだ。部屋にクーラーは利かせているけど、きっと暑さはなかなか引かないだろう。 グラスに氷と、よく冷えた麦茶のピッチャーをお盆に準備して居間に戻る。……まだ転がっている。二人とも、顔も身体も熱で真っ赤だ。 で、着てるものをそこら中に脱ぎ散らかしている。気持ちはわからなくもないが……。 正確に言うと下着を除いて全て脱いでしまってるのは漣の方で、タケルは辛うじて着てはいる。着てはいるがタンクトップの裾はまくり上げられて、腹も、胸も丸出しだ。 2099 masasi9991DONEプリンを作ってくれる道流さんの道タケ漣プリンの話□1 ソイツが円城寺さんの腕に噛みついた。円城寺さんは笑って「こらこら」なんて言って、ソイツの頭を押し返している。 「腹減った!」 「さっき昼飯食ったばっかりだろ?」 「……違う。メシじゃねーやつ」 まだ諦めずに膝の上に乗り上げて迫ってくるソイツの前に腕を翳して、円城寺さんは顔を庇っている。何故ならソイツが本命で狙っているのは円城寺さんの鼻先だからだ。……多分。よくそこに噛みついてるから。 「オマエ、さっきも『まだ』って言われただろ」 「もう充分待ってやったっつーの! さっさと食わせやがれ!」 「うーん、でもなぁ……ちょっと前に確認した感じだと、おやつの時間にも間に合わなそうだ。食えるのは晩飯の後だな」 「ハァ!?」 1856 masasi9991DONE道流さんの話をしてる虎牙の道タケ漣 980 masasi9991DONE事後にいちゃいちゃしてる道タケ漣 1139 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣何もしていなくても 困ったことに、何もしていなくてもかわいい。 二人とも床にコロンと転がって、先日師匠に資料として渡された雑誌を眺めている。 自分たちが掲載される予定の特集シリーズのページなんかはほぼチェック済みだ。いま二人が眺めているのは、自分たちの仕事とは直接の関係はないレシピのページ。うまそうだ、とかこっちがいいだとか、時々じゃれ合うように言い合いながらページを巡っている。 今度作ってやるためにも後でしっかりチェックさせてもらおう。それはそうとして、こうして何をしているわけでもない瞬間でも……雑誌を読んでいるだけの瞬間でも、タケルと漣がかわいくてしょうがない。 そう思っていると、いつのまにか自分の手元が緩んでいたらしい。開いていた資格本がパタンと音を立ててて閉じた。その音で二人揃ってこちらを向く。 1143