筋肉は全てを解決する某日、ブルーベリー学園。
今日も少し前にリーグチャンピオンとなったスグリは荒れていて、部員達に叱責を飛ばしまくっていた。
「なんでこんなことも出来ないわけ?俺何度も言ったよな?」
「ご、ごめんなさいスグリくん……でも、その」
「言い訳する暇があるなら少しは努力したら?そんなんだから……」
オレやタロ先輩はオロオロして、しかし止めようにも仲裁の仕方が分からなくて。そもそも割って入ったところで火に油なのはとうに知っていて。
出来ることなんて人を呼ぶくらいだった。毎度恒例になってしまっているが、あのマイペースなカキツバタ先輩に連絡を入れた。
「おーっすチャンピオン様ぁ!今日もちっこいねぃ」
「………………チッ、カキツバタか」
3305