刃と私の恋愛観相違2「突然だけど、刃ちゃんと羅浮に行ってきてちょうだい」
『……へ????』
リビングで朝ごはんのスムージーを飲んでいるときに突然カフカさんから言われ、疑問で返答してしまう。羅浮? どこって?? と思うと、スムージーを飲んでいる途中のコップを横から刃さんに奪われて机に置かれ、私の身体に浮遊感を感じた。
お腹に大きな腕が通されていて、隣には綺麗な黒色の服が見えることから刃さんに抱えられてることを理解した後、移動を始めるからカフカさんに助けを求める。
『ちょ、まっ……私、戦えないんですけどぉ』
「刃ちゃんがどうしても貴方と行きたいらしいの。戦えなくても刃ちゃんが助けてくれるわよ。いってらっしゃい」
『ぇ、ぇえええええええ~~~~~~~』
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