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    ponpontatsuta

    @ponpontatsuta

    20↑けあきが好き

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    けあきのあゆみ
    レットアスオンリー

    ハネムーンサラダ 学内のカフェでコーヒーを飲んでいたら、二人組の女の人に声をかけられた。
    「お一人なら、一緒にコーヒー飲みませんか」
     顔は真っ赤で、声は震えている。もしかしたら、凄く勇気を出してくれたのかもしれない。そう思うと僕は微笑んで、なるべくやさしく答えを返した。
    「連れを待っているので、すみません」
     女の人は少しだけ泣きそうな顔をして、すぐ笑顔を作った。きれいな人だな、と思った。もう一人の女の人は、不機嫌な顔を隠さずに僕を睨んでくる。優しい人だな、と思った。
    「ごめんなさい。変なことを言ってしまって」
    「いいえ、構いませんよ」
    「暁人」
     ちょうどそこに、KKが来た。不機嫌そうにしていた女の人が口を開く。
    「二人と二人でちょうどいいじゃないですか。お話しましょうよ」
    「いえ、僕らはこれから」
    「二人で出かけるんだ。すまねぇな」
     KKが僕の台詞を奪うように言うと、眉毛を下げて一言。
    「たまのデートなんだ」
     僕は驚いてKKの顔を見る。KKは一瞬僕を見ると、
    「行くぞ暁人」
     と前を歩き出す。後ろ姿からでも、耳が赤いのが見える。
    「ごめんね、恋人が来たから、僕は行くね」
     小走りにKKを追いかける。追いつくまでの数瞬が、とても幸せで。うっかり繋いだ手を、KKが握り返してくる。
     幸せで。
     ごめんなさい。多分、僕を好きになってくれた人。
     僕は、この人じゃないと、生きていけないくらい、この人が好きなんだ。


    「躱されたのかな。何も男の恋人がいるなんて言わなくても」
     ついてきてくれた友人に言われて、私は苦笑いしてしまった。だって分かったから。
    「ダメ、あれはね」
     どう見ても。
    「二人っきりにしてくださいってオーラ、出てたよ」
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