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    ponpontatsuta

    @ponpontatsuta

    20↑けあきが好き

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    けあきのあゆみ
    ワレナベトジブタ

    おかしなふたり「大体さ、今時の若者って何!? 僕は僕だろ!?」
     暁人は普段柔和で人当たりが良いが、怒りのスイッチが入ると止まらなくなることがある。
    「オレが悪かった。もう機嫌なおせよ」
    「悪かったと思うならちゃんと謝って! 悪かったは謝罪じゃないし、ご機嫌取りで謝られてもさぁ!」
    「だから悪かったって……大体何だよ。オマエだってオレのこと、妖怪DVDおじさんとか言ってたろ」
    「それは事実! KKのは不当なカテゴライズ!」
    「屁理屈言うな」
    「屁理屈言ってるのはKK!」
     この後十分に及ぶオレたちの小競り合いは、日頃思っていた引け目をオレから最悪な形で引き出した。
    「じゃあ別れるか」
     こんな頑なで、面白みのないおっさんから、自由にしてやるよ、暁人。
     日頃から思ってたことだ。好い機会だ。別れよう、暁人。
     それが一ば————
    「絶対に別れない! 別れるわけないだろあんたみたいないい男と!!」
     は?
    「あんたは最高だ! カッコいい! 強い! 正義感に溢れてて子供に優しい! あと顔! 僕はその顔と体が大好きだ!」
     ……は?
    「絶対にKKと別れるなんてないからね! いい加減自尊感情高く持って!!」
    「あー……暁人?」
    「何!?」
    「オマエ、オレにめちゃくちゃ惚れてるんだな」
    「今更なに言ってんの! じゃなかったら抱かれたりしてない!」
     暁人は普段温厚で人当たりがいい。でもそれ以上に。
     あの夜あの渋谷で、オレに取引を持ちかけたり、百鬼夜行に飛び込んでいく、飛び抜けて度胸のある————
    「伊月暁人様」
    「何!?」
    「愛してる」
    「僕も!!」
     割れ鍋に綴じ蓋。オレたちのことかも知れない。
     強く強く、心から、そう思った。
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