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    ponpontatsuta

    @ponpontatsuta

    20↑けあきが好き

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    けあきのあゆみ
    つまりはあなただけ

    Only You またお祈りされてしまった。何度目か分からない就活の失敗にため息しか出ない。KKと一緒に住むのを決めた時は、こんな事になるなんて思わなかった。こんな情けない姿を見せることになるなんて。
    「ただいま……」
     疲れて帰ると、KKはソファで寝転んで本を読んでいた。今日の家事当番はKKなので、テーブルには簡単な料理が並んでいる。
    「いま食べる気になんないから、冷蔵庫に入れとくね……」
    「おー、置いといていいぜ。後でオレがやっとく。それより……ん」
     本を畳んで下に置き、腕を広げるKK。何だよ、と思うのに、体が吸い込まれるようにKKに倒れ込んでしまう。
    「うー……」
    「オマエは頑張ってる。オマエは偉い。オマエは可愛い」
    「……最後のはいらなくない?」
    「事実しか言わねぇんだよ、オレは」
    「もう……」
     煙草の匂いの薄まったKKの体臭を胸いっぱいに吸い込みながら、僕はKKの身体に体重を預けた。
    「KKにだけは、見せたくなかったのに」
    「バーカ。だからいいんだろ。暁人」
     顔を上げると、微笑むKKと視線がぶつかる。
    「オレにしか、見せるなよ」
    「……うん」
     そうか。KKにしか、見せてないって思えば、こんなに。こんなに暖かい気持ちになれるんだ。
    「KKだけの、暁人だよ」
     このまま眠ってもいい? そう言おうとした唇は、KKの唇に塞がれる。
    「オマエが悪い」
    「うん、ごめんね?」
     いま欲しかったのは、これなんだって、思えて。
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