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    猫灰猫

    大丈夫だ、ここにはマンサクしかいない。

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    猫灰猫

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    テキストどんな風なのか実験〜
    アホ話2

    むかしむかしあるところに義母と義姉にいじめられているゼルダがおりました。
    ある日お城で王子様主催のパーティーがあり、義母義姉は一番の宝石を出して着飾ってお城に向かいました。ゼルダもお城に行ってみたかったのですがドレスもありませんし、招待状もありません。

    裏庭の大きな桜の木の下で泣いていると、ブロッコリーみたいなお化けが出てきて、キュルルン♪と言うとゼルダの服を青い素敵なドレスに変えてくれました。そこら辺を歩いていたコログを捕まえて、素敵な白い馬に変え、ナーキンのカボチャ畑からカボチャを一つ失敬して素敵な馬車に変えました。

    ゼルダは素敵なお姫様のようです。ブロッコリーの送り出されてお城に行くと、その美しさに誰もが目を奪われました。
    その頃、それまで着飾って香水の匂いをプンプンさせて擦り寄ってくる女性たちにうんざりしていた王子様はパーティーをこっそり抜け出して庭の泉に向かいました。そこには今頃、誰もいないでしょうから息抜きにぴったりです。

    ところが、泉の中になんとも可愛らしい少女がカエルを捕まえて遊んでいるではありませんか!
    びっくりした王子は何をしているのか聞きました。
    「このお城の庭には特殊な外国の蛙が住んでいると聞いて、ぜひ見てみたかったんです!この国に広く繁殖しているゴーゴーガエルと違って赤いんです!」
    なんとも愛しいものの事のようにカエルのもたらす効能の話をしています。
    王子様は面白くて少女の話をずっと聞いていました。月がだんだんと登ってきて、泉にぽっかり収まった時、ゼルダは慌てて帰ろうとします。
    王子様は引き止めようとしますが、ゼルダは元の姿に戻ってしまうのが怖くて泉から飛び出して逃げてしまいました。

    翌朝、もう一度あの少女に逢いたいと王子様は思いましたが、名前さえ知りません。少女を思って泉の周りを歩いていると、研究者の赤メガネがおかしいな〜と、呟いています。何かと聞いてみると、この泉で繁殖させていたガッツガエルが1匹足りないとのことです。

    王子様は早速ガッツガエルを持って、国中の女性達に見せて回りました。
    王子様がカエルを持って回るのです、皆カエルは嫌だと悲鳴を上げるだの、無理やり可愛がろうとするだの、フカフカのベットを用意するだの、色々な態度でしたが、あの少女のようにカエルの知識を披露してくれる娘はいませんでした。ガッカリしながらも、娘探しは諦めません。

    とある薬屋の前を通りかかると、そこの女主人が娘達を連れて出てきて言いました。娘達は恐々とカエルの足を指先で掴んで、カエルの効能を話します。あの少女の話していたことと同じことです!でもこの娘達はイヤイヤカエルを持っているのがわかります。

    王子様は召使いに言って、馬とカエルのために裏の井戸を使わせて欲しいと言いました。主人は喜んで家に案内します。
    すると、裏庭から可愛らしい声が聞こえてきました。

    「ブロッコリーさん、どうしましょう?!私、慌てて帰ってきたのでカエルを1匹、連れて帰ってきてしまったんです!王様の泉のものをもってきてしまうなんて!でもみてください!こちらのゴーゴーガエルと比較すると体の大きさが1.2倍近くあり、飛脚力も倍近くあるんです!色の違いからもみて人体にもたらす影響の違いをぜひとも検証したいところですが王様のものを勝手に解剖するわけにはいきませんし。。。」

    あの夜の娘の声ではありませんか!慌てて声をかけると、ゼルダは真っ赤になってごめんなさい!とカエルを差し出しました。王様の命令でカエルを探していると思ったのです。王子様は泣き出してしまったゼルダに向かって言いました。

    「私はこの国の王子です。あの夜から、もう1度あなたに逢いたかったんです。」
    まさか王子様だとは思ってなかったゼルダは驚いて口も聞けません。お城の庭係の人は可愛らしい顔で豪華な服を着ているのだな、としか思わなかったからです。

    「この国のカエルとその赤いカエルはそんなにも違うものなのですか?」と王子が聞くと、ゼルダは嬉しげに今日一日観察して調べたことを丁寧に話しました。
    「そんなに楽しそうならば、お城で研究をしてみませんか?」

    大抜擢に父親は大喜び、義母達はイライラしながらも、王子に近づくチャンスと送り出しました。

    そして数年後、王子様とゼルダ姫は結婚して仲良く暮らしました。

    リンク王子奥手だね!

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    リンク「泉で会った時、ずぶ濡れだったからまた会った時もたいして変わらなかった。」
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