💫🎣小説(途中経過)💫と共に収録を終えた🎣は、
一瞬だけ顔色の悪い💫を目で捉えていた。
それが少し心配で、💫の様子を見に楽屋へ。
すると、楽屋から聞こえてきたのは、
すすり泣くような音。思わず楽屋へ入ると
そこには、部屋の隅で泣いている💫の姿が。
💫のそんな姿見たことなくて。
動揺した結果、そばへ行き、
どうしたんですか……と、背中をさすった。
🎣に見られていた、心配させてしまった、
と💫の心には罪悪感が。
🎣は💫のことが心配で、何かあったんすか?
沙花叉で良ければ話聞きますよ?
と、優しく声をかける。
💫は🎣の優しさに感謝しつつ、
ぽつりぽつりと悩みを打ち明ける。
僕、自分が分からないんだ。
……一瞬、意味がわからなかった。
自分がわからない?💫先輩は💫先輩なのに。
ど、どういうことですか?
素直に聞いた方が早いだろう。
天使はね、神に従うだけだから
自分の意思なんてないんだ。
僕は未だに、自分の意思がわからない。
嬉しい、悲しい、楽しい、苦しい、
そういう感情はわかるんだけどさ。
一体自分はこれから何をしたいのか、
それだけがわからないんだ。