首輪で引っ張られていった私達はとあるガラス張りの部屋に入れられた。
目の前にはテレビのような液晶画面が1つ。
隣で私と共に処刑される運命共同体の
目の前にも1つ。
私達の間は同じくガラスの壁で2つに仕切られていて互いの声は届かないようだ。
唐突に画面に映像が流れだす。
それはクイズのようで、私の画面には
殺陣や時代劇について、
彼の画面には
薬の効果についての問題が映っている。
互いの問題が逆ならば余裕で解ける問題だが
カウントダウンが始まっている。
声が聞こえない為答えを教え合うことも出来ず
もう感で解くしかない。
1問目の答え合わせ。
無情にも鳴り響く不正解のサイン。
上から水が流れてくる。
…なるほど、間違い過ぎると部屋が水で埋まって
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