「パ工卜ーンガチ勢の🏹とイアス」✦
どうも、H.D.Dルームに顔パスで入れちゃうアキラくんの彼氏系エージェント、浅羽悠真です。レムちゃん今日もお疲れ様!
「───ようこそ助手564号。マスターは依頼任務遂行中です」
「知ってる知ってる。急ぎの仕事が入ったんだってね」
アキラくんの予定はついさっきノックノックで確認済み。
ではなぜ来たか、と問われれば。
プロキシ業中の相棒は、殆どの場合H.D.Dルームでイアスとリンク中だからだ。
その最中の青年は、瞳孔がエーテル結晶のような燐光に縁取られる。
薄暗い部屋の中、彼方を視る瞳に銀の睫毛を淡い碧光に透かす横顔は、大層神秘的かつ綺麗なのだ。
若くともベテランプロキシの彼のこと、集中を削がない程度に大人しくしていれば、横に座って眺めていても怒られないし。
1970