ゆめのおわりこれは夢なのだろう
目の前にいるのは密かに想いを寄せているがそれを伝えるられずにいる相手…弟弟子の姿。
ただいつもの緑の法衣から、普段は見ることができない肌を惜しげもなく晒している。
だらしない着崩し方を注意すべきだとは思いながら、その肌に釘付けになっている。
「見るだけか?」
ポップが手を伸ばせばすぐその肌に触れることが出来る距離で言う。
「なあ、触って…くれねえの?」
首をかしげるように、可愛い仕草。
その姿に己が熱くなる感覚と、思わず伸びそうになる手。なんとか理性を保とうとするが、しかしいつもと様子の違う妖艶ともいえるポップから目が離せない。
その時ふっと一瞬伏せられた目と悲しそうな顔を見た気がした。
「ポップ…」
1427