深夜の即席『原映妄言物語』原「〜♪〜♪♩〜···♬······。うーん···」
映「あれ、どうして急にハーモニカを吹くのをやめたんだい」
原「······なんだ、聴いてのか、映」
映「途中からね。釣りから戻って来たら、原くんのハーモニカの音色が聴こえてきたからさ」
原「何か違う······」
映「え」
原「この音色じゃない」
映「ちなみに今のは···、ムーミンに聴かせる新しいしらべかい」
原「そう。途中までは良い感じだけど、そこから先がピンとこないんだ」
映「なるほど、手詰まりしてるってわけか」
原「ぼくだって、毎回スラスラと思い描いた音を全部拾えるわけじゃない」
映「まぁ、そういう時もあるよねぇ···。そうだ、ちょっと待ってて」
(タタタ···)
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