フォ…… だいたい⭐🎈落書き用保管庫。皆さんのスタンプに助けられています……ありがとうございます…………!@prsk_ruirui ⇒ツイッター ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 29
ALL 司類 司と類 類 モブ類 フォ……TRAINING類のワンダショモノローグお題「思い出の時計」15分トレーニング 13954文字(所要時間約2分)センター街の時計が十二時を指していた。 ざわざわとした喧騒の中、その音だけが一瞬、この空間の空気をかき乱す。 類も、ご多分に漏れずその大時計を見上げて今の時刻を見つめていた。 もう、そろそろ終わろうか。 日曜日。 人通りの多いこの街の中心で、朝から路上パフォーマンスを続けていた。 お陰様で本日の営業は上々である。元より類は『魅せるため』だけでこの公演を続けていたにも関わらず、ある母親と子供から、手渡しで感謝の金銭まで頂いていたのだった。 その小さな手のひらから感謝の気持ちを受け取る瞬間に、幼い少女と目が合った。その瞳は大きくて、類の顔をしっかりと写し取っている。それに映る自分と彼女自身が全く同じにこやかな表情をしていて、嬉しいような、驚くような気持ちにもなるのだった。「……今日は、これでお終いだよ」 大通りの時計が十二時を告げた後、類はそう伝えて群衆に深々と礼をする。 歓声と、まばらな拍手が伝わってくる。 喜びと、次の公演へのアイディアが幾つも広がってゆく感触がある。「この続きはまたいつか。……ああ、僕はフェニックスランドでもショーをしているから、よかっ 993 1