【忘羨】甘えたがりの甘やかしたがり「なあ藍湛~。思うんだけどさ、お前ってあんまりにもいい子すぎないか?」
今夜も道侶の晩酌に付き合っていた藍湛は、突然そんなことを言われて茶に伸ばしかけていた手をふと止める。
目の前に座る魏嬰は片方の肘を卓につき、もう片方の手で飲みかけの天子笑を持ったままじっとこちらを見つめている。その顔はいつもより少し赤みが差しているから、彼には珍しく酔っているのだろうか。そういえばと周囲に視線を向ければ、先ほどからご機嫌で飲んでいた空の酒瓶がいつも以上の数で床に並んでいる。
「魏嬰、飲み過ぎだ。そろそろ止めなさい」
「えー? 大丈夫だよこのくらい、まだまだ飲んでも問題ないって。それより、さっき俺が言ったこと聞いてたか?」
3942