piiichiu5 @piiichiu5大抵未完成小説をあげます。その後もし完成すれば完成品を支部にあげます。ネタバレに配慮ありません。 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 3
piiichiu5SPUR MEキサタケ小説の続きあれで終わりのつもりでしたが、反応いただけて嬉しかったので蛇足を……未完、未校正ですre:restart28月。 夏は生と死の濃い季節だ。 太陽がコンクリートに照りつけて、光と影の境界がくっきりと鮮やかに、色んなものを映し出す。 8.3抗争以降、俺と稀咲は黒龍での足場固めを始めた。 現状の黒龍での俺の立場はやや曖昧だ。 まだ10代目総長の大寿君が君臨する中で、俺は大寿君に次期総長として指名されている状況だからだ。幹部の主だったところは、あの夜公園にいたからか表だって反対をしていない。 明らかに反抗の意思を示しているのは、むしろ末端のメンバーだった。 黒龍は歴史は古いが、9代目の後に一度断絶している。今入ってきているメンバーは、ほぼ大寿のカリスマ・黒龍のネームバリューに惹かれた者たちなのだ。大寿くんと並ぶと、俺は実際、かなり見劣りすると思う。そういう奴らを、まとめていかなくてはいけない。 6078 piiichiu5SPUR ME途中まで書いた幽霊が見えるようになったミッチの話ですが、本誌の現状的に続きが難しそうなので……供養します😭🐉……お前までそっちに行くんじゃねぇ……😭幽霊が見えるようになったミッチの話(未完)ある日、幽霊が見えるようになった。 普通の人間にとっては大事件だろうが、タケミチにとっては 「おっ?新能力か?」 といった感じだった。 タイムリープと未来視に比べれば、まだしも説明が付きそうな能力でさえある。 幽霊も、血みどろホラーな感じではなく、普通の人間が薄ぼんやり透けている見た目である。 それでも慣れるまでは幽霊を見かけるたびに絶叫していたタケミチだったが、人間というのはどんな異常にもいずれは慣れるものである。 一週間もすると、道端にふよふよと半透明のおっさんが浮かんでいても、完全に無視出来る様になっていた。 幽霊側も、少なくとも今のところは、タケミチに危害を加えたりはしないようだ。 観察したところ幽霊には2タイプいるようで、ひとつは特定の場所とか物についてるヤツ。 5018 piiichiu5SPUR MEキサタケ小説 未校正です。後でしぶにもあげると思います。re:restart気づいたら、ドンッと背中を押されていた。 パァァァ、と電車の通過音が響く。誰かの叫び声。風が前髪を舞い上がらせる。 目の前に迫り来る、電車。 普通なら。 普通なら、ここで慌てるか、絶望するか、あるいは呆然とするはずだ。 でも、俺は笑っていた。 目の前の死が信じられなくて笑っているわけじゃない。 本当に嬉しくて、俺は笑った。 ーーーやりなおせる。 やりなおしの、やりなおし。 2017年、7月4日。 26歳のうだつの上がらない俺がタイムリープを始めた最初のその日に、俺はまた戻っていた。 *** いつもの溝中5人衆で、渋谷三中の2年にケンカを売りにいく、その直前。 俺は駅で、みんなを止めた。 「なんでだよ、タケミチ。ビビってんのかぁ?」 11606 1