夢花火3芹沢克也。
「爪」に所属してた超能力者で、現在は社会貢献という名目で”霊とか相談所”の新入社員として働いている。
5超の一人だった彼はボスの護衛を務めたほどの実力者。力は申し分なかったが、いかんせんその他の部分で難がある男だった。
長年引きこもってたせいで、社会経験がほぼ皆無な世間知らず。自分でお茶を淹れた経験もなく、極めつけに彼は重度のコミュ障だった。
接客どころか、客とまともに目を合わせることすらできない挙動不審すぎる彼に「貴方、大丈夫?」と心の不安で相談にきてるはずの客が心配するというと本末転倒な有様に、雇い主の霊幻は「マジか……」と思わず呟いたほどである。
まあ他の業務ならこちらが指示すればキチンとこなしてくれるし、仕事も至って前向き。
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