nashireonnn @nashireonnn なしれおです。名前をよく間違われます。文字を書きます。その時好きなものをもちょもちょ ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 14
ALL 六ろ 六ろの日 目岩 ゲタ水 腐向けKTR 鯉月 nashireonnnDONEろくろの日おめでとうの小話。何も言わなくてもお互いの言いたいことなんてなんでもわかるけど、君の声が好きだから君の声でお話ししてほしいんだ。って話夜が明けるまで語らいたい ──ダダダダダッ! と、遠くから誰かが廊下を駆けてくる音が学園中に響き渡る。猪が走っているのかのようなその音は、あっという間に目的の部屋の前まで辿り着き、その勢いのままバン! と戸が開かれた。 「ちょーじ怪我したってホントか伊作!」 「小平太、扉は静かに開けて! あと、怪我人がいるんだから騒がない!」 勢いのままに大きな声で中にいるだろう人物に声を掛ければ、当たり前の注意が飛んでくる。それはそうだ、だってここは保健室。怪我人や病人が来るところである。 「すまん! 細かいことは気にするな!」 「細かいことだから気にして欲しいんだけど」 からりと笑いながら入室してくる小平太に、保健委員会委員長の伊作は薬箱を閉じながらため息をついた。ガサツな動きの割に静かな足音で近付き、小平太は伊作の隣に座る治療直後の男に声をかけながらしゃがみ込んだ。 5674 1