【ネロ】兄弟の遺言気が付いたらアズゴアの幼馴染だった彼。彼の親は傍に居なくて、誰も彼が何処から来たのかは誰も知らないし、彼自身さえも覚えていません。そんな彼をモンスターの王様(アズゴアの前の王様)は快く引き取ってくれました。彼は昔から冷静で、非常に頭のいいモンスターでした。
父親の後を継いで新しい王となったアズゴアは、天才的な彼の才能を認め、王国科学者として雇う事を申し出ました。そんな王の申し出を彼も「友人だから」と受け入れます。ですが、若くして博士となった彼を妬み嫉むモンスターは少なくないのでした。彼は、独りで色々な研究を続けることとなったのです。
ある日、アズゴアが二人のニンゲンを連れてきました。兄弟だと言う二人は、ニンゲンの研究所から派遣されてきたようです。兄弟はとても明るい性格で、ずっと孤独だった博士の警戒心を易々と解きます。その内打ち解けた博士が兄弟と仲良く研究をする姿が見られる様になって、アズゴアも喜びました。
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