L家の受けちゃんが誘うだけ🧡
喉乾いたな...冷蔵庫になんかあったっけ。そう思いながらキッチンに向かうと暗闇で戸棚を漁る先客がいた。
「なんか食べるのダディ」
「ちょっと小腹が空いてな。...くそ、何も無いな」
唸りながらごそごそと漁り続けているヴォックスの背中を押しのけて冷蔵庫を開ける。
「ねぇ今からヤろうよダディ~」
「うーんコンビニまで買いに行くか...面倒だな」
「俺のこと食べていいよ♡なんちゃって♡」
「あ、クーポンの期限がそろそろか...」
「無視は酷いよね」
「黙れBitch、俺は腹が減ったんだ」
お互い目も合わせずに軽口を叩き合っていたらいつの間にかヴォックスは玄関に向かっていた。
「俺コーラ~!」
「ok~」
「5本!」
「後で払えよ」
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