揺れる心情サインをファンにする花。
その様子を後方から伺う流。
ファンが色紙以外でタオルに書いてとお願いしているところで、どうにも我慢できずに花の隣へ。
「俺にも書け」
花の肩に顎を乗せながらサインをお願いする流。
「あ?この間サインの練習してる時に、欲しいか?って聞いたら『いらん』って断ったのは誰だよ」
なんで今言うのか、と呆れる花。
「あの時はあの時」
いまは欲しいと伝えれば、
「…わかったよ、後で書いてやるから離れろ」
その後、ロッカールームで2人になり、
「ほら、どこに書くんだよ」と言えば
ん、と無言で流がよく使うタオルを渡される。
「洗濯したら消えてくるだろ、このアホギツネ!」
「また書けばいいだろ」
「っ、それが人に頼む態度か!」
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