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    サクライロ

    【2023.10.4】
    諸々検討の結果、ポイピクの投稿を停止することに致しました。後日アカウントを削除します。
    ご覧くださった方、リアクションをくださった皆様。本当にありがとうございました!
    今後はくるっぷ+pixivにて細々活動していきます。
    https://crepu.net/user/sakurairo

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    POIPOI 76

    サクライロ

    DOODLEしつこくも宵闇奈落番外です。以前ちらっとあげた漫画ラフから続く場面です。夜会前に手篭めにした、その夜会での一幕。唐突にテュールとドリスの会話を読みたくなって書き殴りました。オチはない。
    他進捗ですが、死ぬ病メリバのゴールがようやく見えてきました!本編続きものろのろ書いてます、イヤー故郷に着いてしまう嫁が離脱してしまう…!あと姫始めももう少し。二大鬱話を並行して書いてるお陰で箸休めばかり進みます。
    思いつきで書きたいとこだけ書いた従兄妹同士の話「もうダンスはお終いですの?」
     歓談の合間に果実水で喉を潤していたら、同じくグラスを取りに来たらしい従妹が声をかけてきた。
    「ああ……うん。どうしても、ダンスは苦手でさ」
    「ええ、そのようで」
     つれない返事を苦笑で誤魔化し、手元の水を呷った。夜会の雰囲気には幾分慣れてきたが、居心地の悪いことは変わらない。値踏みする視線を感じるたび、まだまだ信用されていないなと苦く思う。
     忠臣達の配慮のお陰で、娘を妃にと迫られる頻度が減ったことだけがせめてもの救いだ。それはそれで、今度は次代である子供達に白羽の矢が立ちつつあるわけだが。
    「まるで妖精か、女神様のようだわ」
     僕の溜め息を打ち消すように、ドリスがうっとりと広間の中央を見つめて呟いた。
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