君と共に歩く未来 僕から見た"アシュトン・アンカース"。
初めての出会い。魔物龍に取り憑かれたのは、僕らのせいだと言って、強引に旅についてきた。
ある町にて。そこらにあった樽に、夢中になっていた彼。そこからちっとも動こうとしなかったから、終いにはセリーヌさんに強引に引きずり回されていた。
それから………
「…どうしたのクロード?僕の顔に何かついてる?」
これまでのアシュトンの印象について考えていたため、僕は無意識に彼のことを見つめていたらしい。
アシュトンは困惑した面持ちで、こちらを見ていた。
「いや、別になんでもないよ。」
思い浮かべていたアシュトンのシーンがあまり良いものでは無かったため、僕は手を振り誤魔化した。
1983