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    エンコード

    oshipipipi_love

    PROGRESSエンコードリング買うひふど(未完)
    本当はひふどの日にあげたかったけどまだ全然書き終わってない!!この部分もザクザク書いただけだからあとで言葉遣いとか矛盾してるとことかあったら直すけどとりま進捗!!ほぼ全部のせだから短編で進捗を晒すなの気持ち
    ぼんやりテレビを見ていたら目に付いた、声の形のアクセサリー。
    「エンコードリング……?」
    これだ、と思った。

    ホストである一二三は結婚指輪をするどころか、結婚や交際を匂わせるような事はあってはならない。ましてや男と、だ。女尊男卑のこの国でバレてしまったら、俺達の将来は真っ暗だ。
    俺はあまり気にしていないのだが、お互いに30歳を迎えるにあたって、1つの区切りとして何かしたいという思いがあった。
    左手の薬指ではなく、他の指に嵌められる指輪を渡せばいいと考えていた時もあったが、単なる指輪を贈るのはなんとなくモヤッとする。この気持ちはきっと、一二三は俺のものだと主張したい俺の醜い独占欲だ。
    そんな俺の目に止まったのがエンコードリングだった。
    このエンコードリングというのは声紋をジュエリーにするという変わったものだ。ディビジョンラップバトルに参加して『声』をよく使っている俺たちとって、うってつけだと思った。

    「へぇー……エンコードリングかぁ。指輪だけじゃなくてネックレスとかブレスレットにも出来んだ」
    「あぁ、お互いにお互いの声の波形のアクセサリーを着けるのはどうかと思って」
    並んでソファーに 958