クリスマスツリーの日
mougen_mousou
DOODLE遅刻クリスマスツリーの日ネタです##Foxakuma
一人ぼっちのクリスマスツリー ふう、と息を吐けば白く色づく。マフラーも手袋もなく、かじかむ手を擦り合わせる。
「最悪…」
ミスタはぽつりと零した。本当は今日はヴォックスとデートの予定だった。しかし、待ち合わせ場所についてから行けないと連絡があったのだ。浮かれて早めに待ち合わせ場所に着いてしまったミスタも悪い。でも、楽しみだったのだから仕方がない。ヴォックスの方も、仕事の都合で仕方が無いとはわかっている。しかし、大きなクリスマスツリーの前で、恋人達が仲睦まじく過ごしている中一人きりというのは如何せん心にくるものがあった。ヴォックスは来れなくなったのだから、すぐにその場を立ち去ればいい。そんなことはわかっていた。けれど、二人で見る予定だった街並みからはなかなか足を踏み出せない。
1408「最悪…」
ミスタはぽつりと零した。本当は今日はヴォックスとデートの予定だった。しかし、待ち合わせ場所についてから行けないと連絡があったのだ。浮かれて早めに待ち合わせ場所に着いてしまったミスタも悪い。でも、楽しみだったのだから仕方がない。ヴォックスの方も、仕事の都合で仕方が無いとはわかっている。しかし、大きなクリスマスツリーの前で、恋人達が仲睦まじく過ごしている中一人きりというのは如何せん心にくるものがあった。ヴォックスは来れなくなったのだから、すぐにその場を立ち去ればいい。そんなことはわかっていた。けれど、二人で見る予定だった街並みからはなかなか足を踏み出せない。