Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ロゴ

    はるつき

    DONEちーとど。

    ショタちがでます。
    布団の中でごろごろいちゃいちゃしてるのが好きでいっぱい書いてしまう。
    相思相愛「……て………い」
    ぺちぺちと小さな手に頬を叩かれる感触。胸に乗っているのだろうか息苦しいが苦痛に感じるほどの重さではない。なにかに例えるならちょうど中型犬1匹分位の重さだ。
    「…きて……さい」
    高くて細い声は聞き覚えがない。妹の声はもう少し違った種類の高さだった気がする。じゃあこれは誰だ。
    「ねぇ、起きてくださいよ」
    舌足らずの少し甘い滑舌で敬語。返事をしないでいるともう一度ぺちぺちと頬が叩かれた。頬に当たる紅葉みたいな小さな手のひらは柔くて熱くて気持ちいい。眠りに再度落ちそうになるのをなんとか耐えて目を開けた。
    赤が強めの茶髪と同系色の大きな目が俺を見ていた。どこかで見たことがある顔の子供。
    落ちそうなくらい大きな黒目がちな瞳にすっと通った鼻筋、薄い唇からちらりと覗く小さな白い犬歯。千早に子供が出来たらこんな感じなんかな。ごめんな手放す気無くて。一生千早の子供の顔も俺の子供の顔も見せれる予定がなくて全方位に謝罪してもしたりない。それとも千早の子供の頃はこうだったのか。眠すぎて何もまとまらない。
    2887