Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    碧(🌙☀️)

    PROGRESS新刊予定の一部
    互いに好きだけど、嫌われていると思っているため想いは隠していた二人が、日向のある一言で付き合うようになる。
    そんな二人が初夜を迎えるけれど、互いに初めてのことに失敗してしまい…
    ステップアップは慎重に 手の届かない存在と思っていた。
     誰からも好かれて、まるで太陽のように明るくて眩しい、自然と周りを惹き付けてしまう存在。
     名は体を表す…まさにそれがぴたりと当てはまる日向は、月島にとってただの同級生でただの部活仲間、それだけの存在で終わらせなければいけないと思っていた。
     それなのにその存在は日に日に大きくなって、もうただの同級生で部活仲間というだけでは終わらせるなんて出来なくなっていた。
     本来なら異性に向ける気持ちが同性に向いていることに月島自身も戸惑い、気の迷いなのだとか、それこそ人の視界に入るオレンジのせいだとか、日向にとってはとばっちり以外のなにものでもない言い訳をたくさん考えた。
     けれど日向が誰かと楽しそうに話していればモヤモヤし、影山といつまでも自主練習をしているのを見ると、自分ではあの才能も笑顔も引き出せないのだと感じて胸が押しつぶされそうになる。
    1047