合唱曲
suamamuro
TRAINING極小特異点から帰還するためのレイシフト準備が整うまでにあったかもしれないお話。特異点の空を彩る広大な星の海に、終局ソロモンの空を思い出すマスターとその空を知らない一ちゃん。
付き合ってるカルデアのふたり(特に何もない)
合唱曲「COSMOS」を聴いてわーっとなって書いたもの。
コスモス「立香ちゃん」
レイシフトを待つ焚火の輪から少し離れた所で一人、夜の空を見上げるマスターの背に声をかけると、マスター藤丸立香は振り返って彼のサーヴァントを見た途端に笑顔になった。
「一ちゃん」
「何してんの」
そのまま近づき、横に並んで顔を覗き込むと、立香は「星がね」と一旦息を吐いて話し始めた。
「星が綺麗ですっかり見入ってた。みんなも呼ぼうと思っていたんだけど……」
声の最後は消え入るように小さくなり、立香はまた空を仰いだ。
斎藤も彼のように焚火の光を背に空を見上げる。
「へぇ……こいつは……」
そこには見事な星空が広がっていた。途切れることなく、大小様々な光があちらこちらできらきらと線を描きながら流れている。
966レイシフトを待つ焚火の輪から少し離れた所で一人、夜の空を見上げるマスターの背に声をかけると、マスター藤丸立香は振り返って彼のサーヴァントを見た途端に笑顔になった。
「一ちゃん」
「何してんの」
そのまま近づき、横に並んで顔を覗き込むと、立香は「星がね」と一旦息を吐いて話し始めた。
「星が綺麗ですっかり見入ってた。みんなも呼ぼうと思っていたんだけど……」
声の最後は消え入るように小さくなり、立香はまた空を仰いだ。
斎藤も彼のように焚火の光を背に空を見上げる。
「へぇ……こいつは……」
そこには見事な星空が広がっていた。途切れることなく、大小様々な光があちらこちらできらきらと線を描きながら流れている。