夢幻回廊
ゆきこ
DOODLEロイド←リィンで創2章の夢幻回廊初探索時の話。ロイド君の傷ってまだ完全には塞がってないんじゃ、とふと思ったので書いてみた話パーティメンバーはロイドとリィンが固定で後はエリゼ、クレア、レクター辺りを想定してます(戦力バランスとロイドの様子がおかしい事に気づかないか気づいても何も言わなそうな面子ということで)
そしてリィン君に欠片もそういう感情は抱いてないくせに頭よしよしする男がいますのでご注意?を 1935
甘味。/konpeito
TRAINING本日の800文字チャレンジクロリン/創、夢幻回廊にて
ねこねこerror――空間移送の際に異常を感知しました。
意識が浮上する直前、抑揚のない音が流れてくる。目蓋をあげれば創まりの円庭が広がっていた。
「つまり、ここへ連れてくるときに起こった異常とやらのせいでみんなに猫の耳と尻尾が生えちゃったってこと?」
エステルが地毛とよく似た色の、自身の頭頂部を占拠する猫耳をつつく。ロイドは目を閉じて同様に生えた猫耳が動かせるのか試しているようだった。リィンの頭の上にも黒い猫耳がついている。ゆったり揺れる黒い尾が視界の端をよぎった。
「ああ。戻るときには影響しないそうだ」
それなら問題ないわね、と笑ったエステルは仲間と階層へ向かい、苦い顔で笑ったロイドも支援課の面々とともに星霊樹の方角へ去っていくのを見送る。
「ということで、今回はこのまま訓練に出ようと思う」
Ⅶ組の生徒らのところへ話し合いの結果を持ち帰ったリィンは、生徒を引き連れ千年宝庫で装備を整えていた。
「あの人も行くんですか」
アルティナの指差す先には、石盤の前でクロチルダたちと談笑しているクロウがいた。彼にも銀色の猫耳がついていて、その光景についつい眦が下がる。
「強敵の出る階層を攻略するからクロ 855