岩波書店
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DOODLE女帝ダインとアルフィー、夜伽を命ぜられたその後の話。最初重めだけどラブラブエンドを目指したhttps://poipiku.com/7554704/8586945.html の続き
参考文献:新村出編 『広辞苑』 第六版 (岩波書店,2008) 8
odgr
SPOILERチェズルク版ワンドロワンライ第二期おめでとうございます!お題『永遠』、台詞お題『会いたかった』をお借りしました。キャラブバレ有、ウィリアムズ邸の庭にハーブを植え替えるチェズルクの話です。
※作中の詩は«岩波書店 松島正一編『対訳・ブレイク詩集 イギリス詩人選<4>』»より引用。
銅製のジョウロから、さらさらと水が降り注ぐ。
細長い口の先から霧雨のように散る細かな水の粒は、光を弾いて輝いていた。十分に新鮮な水を含んだ土の匂いを心地よさそうに吸い込んで、ルークは軽くなったジョウロを掲げた。
「このジョウロ、すごく使いやすいな。いつも有難う、チェズレイ」
「旅先で、良い仕事をする銅細工職人と巡り会えたもので。お気に召したようでしたら、光栄ですよ」
「わざわざオーダーしてくれたのは嬉しいけど、大変だったんじゃないか? 収穫出来たディルの種を分けて欲しいと言ったのは僕だけど、まさか会えるとは思ってなかったから。しかも、あの時のキットの鉢まで持って」
「おや、ボスは私にお会いになりたくなかったとでも?」
2977細長い口の先から霧雨のように散る細かな水の粒は、光を弾いて輝いていた。十分に新鮮な水を含んだ土の匂いを心地よさそうに吸い込んで、ルークは軽くなったジョウロを掲げた。
「このジョウロ、すごく使いやすいな。いつも有難う、チェズレイ」
「旅先で、良い仕事をする銅細工職人と巡り会えたもので。お気に召したようでしたら、光栄ですよ」
「わざわざオーダーしてくれたのは嬉しいけど、大変だったんじゃないか? 収穫出来たディルの種を分けて欲しいと言ったのは僕だけど、まさか会えるとは思ってなかったから。しかも、あの時のキットの鉢まで持って」
「おや、ボスは私にお会いになりたくなかったとでも?」