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    片手剣

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    SPUR ME書けば出ると願って。ブレワ世界線の司が限定衣装へと変身した話。
    これは“未来”の話です。現在あげている作品よりももう少し先の時系列です。司が片手剣使ってたり未出の用語がでますが今はフィーリングで読んでください。その用語がちゃんとでた際に解説するはずです。
    いつか来るであろう未来の話 自分たちのセカイでワンダーランズ×ショウタイムは穢れの怪物達と戦っていた。が、戦っているうちにいつの間にか前衛のえむのみが司達から引き離されていた。
    「わわっ!」
     えむが足を滑らせて転んだ。目の前には穢れの怪物。危機的な状況である。
    「えむ、危ない!…類、寧々、そっちは頼んだ!」
     司が一方的に2人に指示を出しながらえむの方へと駆けていく。その最中に持つ武器を旗槍から片手剣へと変化させた。間一髪、怪物の鉤爪がえむに当たる前に司は割り込むことに成功する。己の身を守る為に剣を盾代わりに前に出す。すると、剣が強く、大きな光を放つ。その場にいた誰もがその眩しさに目を瞑った。

     光は一瞬であった。だが、その一瞬の中でただ一つ、大きな変化があった。司の姿である。グラデーションがかかったその髪は伸びて結われており、白いリボンが付いている。服装も白を基調とした格式高いような衣装へと変わっていた。胸元の白百合が目を惹きつける。手に持つ剣にも白百合の花が一輪、飾られていた。凛とした空気を身に纏い、皆を導く輝きを見る。導く、という一点のみで言うと司が新たな武器である剣を手にした時に同時に身に纏った王族調の衣装にも近い。だがそちらが“王”と例えるとするならば、こちらは“王子”や“騎士”といったような風に感じられる。高貴な雰囲気と司の怪物へと向ける厳しい視線に類達も圧倒されそうであった。全員の視線を集める中、司が口を開く。
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