🔵🟠/MonnyAlban■

他接到熟识医生的短信，提醒嗜杀癖好看在工作的份上得收敛收敛。Monny借职务之便，出任务时趁队员不注意给尸体或犯人身上私自来两枪，并且抹去自己动过手的痕迹，早已成为工作习惯。但久而久之这种既定的模式在一瞬间沾上的血消逝后刺激感保持时间越来越短，无法慰藉内心情绪的同时高涨渴求变成一种和“向往”这种情绪，被大脑转化成将躺在血泊里的尸体当成未曾谋面恋人后警官才意识到有什么地方不对劲。

他每天都有源源不断的爱人死在他面前，尽管Monny自己压根不认识，也没有相关的记忆。但是当每一个死相丰富多彩的尸体出现在自己眼前时，Monny知道“我爱他”，尽管这个爱人总是在死，他没办法继续去爱，这让他觉得莫名其妙且很可惜。并且逐渐将这种行为正当化。一开始Monny根本没意识到不对劲，但被上级察觉以后给他特批了假期，说得客气但实际上是委婉要他去需求心理干预再回来任职，避免造成更多的麻烦。

「蒼くて宝石のような飲物」　それは、蒼さんが15歳になったばかりの頃だった。僕は蒼さんの好きな物や事を少しずつ聞き出していたのだが――
「好物がない？」
「ええ、ないの」
　この年頃の少女にしては珍しく、好きな食べ物がないという。というのも蒼さんは少食のため、あまり食べるのも好きじゃないと語っていた。
「……やっぱり食べるのが好きじゃないのかな？」
「いいえ、そういうわけじゃないの。……貴方が持ってきてくれる雑誌を見て、こんなに美味しそうなものがあるなんて、って思っているし……」
　ただお店に出かけるということがあまりできないため、蒼さんもそれを見る度にため息をついている。
「それにね、家で食べても美味しいと感じなくて。それは小さい頃がずっとそうだったから……」

アフターエピソード「僕と蒼のこれからと幸せ」　試し読み版　緑都の家に寄った後、ようやく僕の家へと着く。蒼さんは車内でそわそわとしながら、僕の家がどんなものかと楽しみにしていた。
「あんまり期待するものはないからね？」
「そうかしら？私は自分の家以外のところに行ったこともなければ、泊まったこともないから」
　昔から病弱なのと、そして両親からの扱いがぞんざいだったせいか蒼さんは家族とどこかへ行ったあるいは旅行にでかけた、ということがほぼないという。だから僕の家に来て、そして泊まることは蒼さんにとって初外泊ということになる。
「多分、蒼さんが期待するようなものないから。それは言っておく」
「隠すべき秘密の一つや二つあるんじゃないの？」
「どういう期待しているの！？」
　車内ではこんな会話で盛り上がっていた。蒼さんは僕のことどういう目で見ているのやら。未だに彼女についてわからない部分はあるけれど、それは追々知っていく形でいいかと思う。

「え、それってさ、その、デ、デートのお誘いってやつ？　なんて……」

　いつもの軽口のように発した言葉は、けれどその実所々が震えてとても無様で。
　そうやって動揺を隠しきれない様子にアシッドがなぜ陥っているかというと。

「…………そう、ですけど。何か」

　頬、目尻、耳の先。顔面のあらゆる所を赤く染めながら、じとりと見上げてくる兄のせいに他ならなかった。



＊＊＊

　バレンタインデーはファンや業界関係者からのチョコレートで埋まった。
　それは正に「埋まった」と表現していい有り様だった。アシッド単独での活動時から、この日にはプレゼントの山が押し寄せていたし、一般人であった頃も貰うものはあった。
　そうだとしても、名実共に人気絶頂の双子アイドルとなった今年はそれらの比ではなかった。事務所の一室を埋め尽くし、まだ入りきらないと疲れ切った顔を見せるマネージャーを労い、残念ながら安全面から手をつけられないそれらにごめんねをしたのはついひと月ほど前。