綾
10mlity
DOODLE少年轮滑馆教练x某乐队贝斯手来点非原作背景,顺便交党费
(所以大概就是很我流,ooc的)
可能内含少量没品贝斯笑话,地狱笑话等等
音乐常识什么的我是半专业(什么)的大家看个乐呵
有P1-5人员出没(时间线+关系+年龄层融合的很混乱
可能会提一嘴的cp还蛮多的(比划)
大家都是普通人,除了虎狼丸和摩纳(委屈你们当一下普通狗狗和猫猫)
全文3w+
ok↓
“春日,雪停之后的事是樱花飘落,你吻了我” 42845
CMYKkentei
DONE綾滝すれ違いおしまい。加筆したら支部にのせるつもり。浜三木の生産ラインでもあるのでご了承ください。恋とはどんなものかしら⑤終 「私は失恋したんだな。」
久しぶりに子供のように泣いたせいでガンガンと痛む頭とは対照的に、気持ちはさっぱりしていた。さっきまで途方に暮れていたというのに、イマイチ引きずらない所も自身の良さである、と滝夜叉丸は理解している。
どうしようも無いのだから、好きでいるしかないし、結局考えてみたら何をどう振舞おうが4年間見せてきた自分を塗り替えるほどは変われないし、それにその自分だってずっと魅力的だったはずだ。いつもそうだった。結局滝夜叉丸は悩んでも、いつもの素敵な滝夜叉丸に戻ってくるのだ。だから、またその「いつも」を取り戻そうと、タカ丸の部屋にあった鏡を覗き込んだ。
部屋の主は、さっき部屋を訪れた三木ヱ門と共に席を外していた。落ち着くまで居てもいいし、出ていってもいい、と気遣いの言葉を残して。戸の前に居たらしい三木ヱ門は少しだけ様子を伺うような素振りを見せたが、目が合うと慌てて逸らされた。不器用なヤツらしい、不器用な優しさを感じて、また少し目頭が熱くなった。
3196久しぶりに子供のように泣いたせいでガンガンと痛む頭とは対照的に、気持ちはさっぱりしていた。さっきまで途方に暮れていたというのに、イマイチ引きずらない所も自身の良さである、と滝夜叉丸は理解している。
どうしようも無いのだから、好きでいるしかないし、結局考えてみたら何をどう振舞おうが4年間見せてきた自分を塗り替えるほどは変われないし、それにその自分だってずっと魅力的だったはずだ。いつもそうだった。結局滝夜叉丸は悩んでも、いつもの素敵な滝夜叉丸に戻ってくるのだ。だから、またその「いつも」を取り戻そうと、タカ丸の部屋にあった鏡を覗き込んだ。
部屋の主は、さっき部屋を訪れた三木ヱ門と共に席を外していた。落ち着くまで居てもいいし、出ていってもいい、と気遣いの言葉を残して。戸の前に居たらしい三木ヱ門は少しだけ様子を伺うような素振りを見せたが、目が合うと慌てて逸らされた。不器用なヤツらしい、不器用な優しさを感じて、また少し目頭が熱くなった。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い続き。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。浜三木もだしたいよね?もうちょいで終わります。恋とはどんなものかしら④『恋って素敵、だって恋をすると綺麗になるのよ。』
そんなの、嘘ですよ、と言ってやりたかった。だってそんなの、同室の男を見ていればハッキリと分かるからだ。
綾部喜八郎の同室の男こと、平滝夜叉丸は花も綻ぶくのたまよろしく、どうやら最近は恋というものに熱心で、自分のサインやらブロマイドそっちのけで奇妙な本ばかりを読み漁っていた。最初こそ、すぐに飽きるだろうと思っていたけれど、意外や意外、それはなかなか終わる気配を見せなかった。
「もしかして、恋、してるとか…?」
「えぇ…?」
そうだ、確か守一郎がそんな事を言ったんだった。頬に手を当てて、恥じらうような素振りを見せた彼とは対照的に喜八郎は眉間に皺を寄せた。その時はただ「面倒くさいことにならなければいいなぁ」と思うだけだった。
4117そんなの、嘘ですよ、と言ってやりたかった。だってそんなの、同室の男を見ていればハッキリと分かるからだ。
綾部喜八郎の同室の男こと、平滝夜叉丸は花も綻ぶくのたまよろしく、どうやら最近は恋というものに熱心で、自分のサインやらブロマイドそっちのけで奇妙な本ばかりを読み漁っていた。最初こそ、すぐに飽きるだろうと思っていたけれど、意外や意外、それはなかなか終わる気配を見せなかった。
「もしかして、恋、してるとか…?」
「えぇ…?」
そうだ、確か守一郎がそんな事を言ったんだった。頬に手を当てて、恥じらうような素振りを見せた彼とは対照的に喜八郎は眉間に皺を寄せた。その時はただ「面倒くさいことにならなければいいなぁ」と思うだけだった。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い続き。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。全然途中だから完成出来たらいいなの気持ち。恋とはどんなものかしら③ 一晩、悩んでみた結果、やはりスーパースターには失恋は似合わないのではないか、ということだった。
何を隠そうこの平滝夜叉丸は、あろう事か同室の綾部喜八郎に懸想していた。けれどまぁ良く考えれば、自身の次に容姿が整っているようにも思うし、マイペースではあるが天才トラパーと名高く才覚に溢れている。私が、私の次に好ましく思うのは仕方がないことである。
しかし、私の優秀な脳はあることにも気づいていた。それは、彼が先輩である立花仙蔵を慕っているということだ。
ならば、どうすればいいか、二択だった。
よし、と腹を括るなり、滝夜叉丸は読みかけだった本を捲り始めた。どうすれば喜八郎が私に恋心を向けるのか、学び、作戦を立てなければならないと思ったからである。
3518何を隠そうこの平滝夜叉丸は、あろう事か同室の綾部喜八郎に懸想していた。けれどまぁ良く考えれば、自身の次に容姿が整っているようにも思うし、マイペースではあるが天才トラパーと名高く才覚に溢れている。私が、私の次に好ましく思うのは仕方がないことである。
しかし、私の優秀な脳はあることにも気づいていた。それは、彼が先輩である立花仙蔵を慕っているということだ。
ならば、どうすればいいか、二択だった。
よし、と腹を括るなり、滝夜叉丸は読みかけだった本を捲り始めた。どうすれば喜八郎が私に恋心を向けるのか、学び、作戦を立てなければならないと思ったからである。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い。続き。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。全然途中だから完成出来たらいいなの気持ち。恋とはどんなものかしら②「恋って素敵、だって恋をすると綺麗になるのよ。」
ほんとうよ、とその弾む声は言っていた。その鈴の鳴るようなくのたまたちの声を、綾部喜八郎は穴の中で聞いていた。足元、危ないですよ、と呼びかけようかと悩んだが、楽しそうな会話に水をさしてはいけない気がした。
気持ちと同様に、少女たちの足取りも浮ついていたのか、結局穴に落ちてくることはなく、高い声も遠ざかって行った。別に、特段気にかけることでも無いいつもの話だ。そんな事を思いながら上をぼーっと見上げていると、誰か覗き込んでいた。
「ここにいたのか。」
逆光で顔なんて見えないのに、誰かなんて直ぐに分かった。特徴的な声と、それに自分を探す存在なんて数える程度しかいない。そして薄ぼんやりと、「お前も落ちてきてはくれないんだな」なんて考えていたりした。
3689ほんとうよ、とその弾む声は言っていた。その鈴の鳴るようなくのたまたちの声を、綾部喜八郎は穴の中で聞いていた。足元、危ないですよ、と呼びかけようかと悩んだが、楽しそうな会話に水をさしてはいけない気がした。
気持ちと同様に、少女たちの足取りも浮ついていたのか、結局穴に落ちてくることはなく、高い声も遠ざかって行った。別に、特段気にかけることでも無いいつもの話だ。そんな事を思いながら上をぼーっと見上げていると、誰か覗き込んでいた。
「ここにいたのか。」
逆光で顔なんて見えないのに、誰かなんて直ぐに分かった。特徴的な声と、それに自分を探す存在なんて数える程度しかいない。そして薄ぼんやりと、「お前も落ちてきてはくれないんだな」なんて考えていたりした。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。全然途中だから完成出来たらいいなの気持ち。恋とはどんなものかしら「私は失恋したのか」と理解をしたのは、恋をしていたのだと自覚したのと同時だった。その後に池を覗きこんで反射させた自分の顔は、美しく整ったいつものものであるというのに、笑顔がほんの少しだけ滑稽に見えた。
少し前に時を遡り、考えていた事を話すとするならば、この平滝夜叉丸は恋というものをしらないな、と思い巡らしていた。
というのも、この圧倒的な美貌、才能をもってしてモテるな、という方が無理な話であると自覚はしているというのに、自身がその感覚を知らない、というのは些か失礼な気がしたからだ。それから、自分が誰が好きかを考えてみた。同級生は好きだ。でもそれは所謂「同じ釜の飯を食った」仲だからとも言えるものだし、慕ってくれる後輩も、導いてくれる先輩も、等しく好ましく思ってはいるが、話に聞く「甘酸っぱい痛み」とは違うと断言出来た。
4029少し前に時を遡り、考えていた事を話すとするならば、この平滝夜叉丸は恋というものをしらないな、と思い巡らしていた。
というのも、この圧倒的な美貌、才能をもってしてモテるな、という方が無理な話であると自覚はしているというのに、自身がその感覚を知らない、というのは些か失礼な気がしたからだ。それから、自分が誰が好きかを考えてみた。同級生は好きだ。でもそれは所謂「同じ釜の飯を食った」仲だからとも言えるものだし、慕ってくれる後輩も、導いてくれる先輩も、等しく好ましく思ってはいるが、話に聞く「甘酸っぱい痛み」とは違うと断言出来た。
com_8Ta_
DONE※成立if※社会人×大学生
※東綾成立済
リクエストの『旗主成立を知った綾人目線』のお話でした。ちょっとブラコン寄りの綾人といつメンが宅飲みしてます。
知った×察した○になってしまった感はありますが、高校生組を書けて楽しかったです。北寄りに住んでいるので、関西弁は勉強させてください…。間違いがあれば、こっそり教えてもらえると助かります。
リクエストありがとうございました!
【旗主】恋心、深く染色.
高校生時代から付き合いのあるダチが、大学二年の冬頃から少し変わった。
とは言っても、通ってる大学は別ンとこ。東條達と遊ぶときに時々声を掛ける程度の間柄って感じで、特別親しい関係というよりも、高校から続いている仲の良いグループの面子の一人。だから、明確に此処が変わった!と言い切れるなにかがあるワケじゃねぇ。ただちょっと、その変化が気になるっていうか、……面白くねぇっていうか。
「お、なんやこれ!?この辺じゃ見かけんヤツやん!」
「これ知ってる!少し前テレビで紹介されてたよね!」
「旗野が持ってきたんだっけ?」
「おう、結構美味いぞ」
今日の宅飲みの為にわざわざ通販で買ったというクラフトビールは、飲んでみれば確かに度数の割に苦味はなくて飲みやすい。香りも良い。
4881高校生時代から付き合いのあるダチが、大学二年の冬頃から少し変わった。
とは言っても、通ってる大学は別ンとこ。東條達と遊ぶときに時々声を掛ける程度の間柄って感じで、特別親しい関係というよりも、高校から続いている仲の良いグループの面子の一人。だから、明確に此処が変わった!と言い切れるなにかがあるワケじゃねぇ。ただちょっと、その変化が気になるっていうか、……面白くねぇっていうか。
「お、なんやこれ!?この辺じゃ見かけんヤツやん!」
「これ知ってる!少し前テレビで紹介されてたよね!」
「旗野が持ってきたんだっけ?」
「おう、結構美味いぞ」
今日の宅飲みの為にわざわざ通販で買ったというクラフトビールは、飲んでみれば確かに度数の割に苦味はなくて飲みやすい。香りも良い。
kakurou_info
INFO📕リバースリバースリバースKP染井さん
PC/PL
HO1:永平 綾世/そでさん
HO2:円 春希/かくろう
HO3:逆巻 巽/すなたにさん
HO4:白居 夢二/ねこみやさん 2
染井悉
MEMO𝘾𝙖𝙡𝙡 𝙤𝙛 𝘾𝙩𝙝𝙪𝙡𝙝𝙪❚ リバースリバースリバース
❚ 𝙆𝙋 ┊ 染井悉
❚ 𝙋𝘾 / 𝙋𝙇
𝙃𝙊𝟭 ︴永平 綾世 / 袖
𝙃𝙊𝟮 ︴円 春希 / かくろう
𝙃𝙊𝟯 ︴逆巻 巽 / すなたに
𝙃𝙊𝟰 ︴白居 夢二 / ねこみや
➳ 𝙀𝙉𝘿-𝘼 全生還
sososo_sodesu
DOODLE❏ クトゥルフ神話TRPG『リバース リバース リバース』
𝗞𝗣 - 染井さん
𝗣𝗖|𝗣𝗟
𝗛𝗢𝟭 - 永平 綾世 |袖
𝗛𝗢𝟮 - 円 春希|かくろうさん
𝗛𝗢𝟯 - 逆巻 巽 |すなたにさん
𝗛𝗢𝟰 - 白居 夢二|ねこみやさん
▍エンドA 全生還 2
iaia_mos
MEMO2025/05/04CoC「そして円の果てで約束を」(作:りべら様)
KP もす
PL いつにさん/春雨上手
なぱさん/温井ひなた
よろずさん/楮三椏
なこちさん/野宮綾乃
⚠️2枚目ネタバレあり 2
ringofeb9
CAN’T MAKEこういう綾滝書きたいなという雑な話。佳人薄命とは私のためにあるようなものだと豪語する残された時間短い滝とこいつアホだと思いつつも逝かないでほしいなと心のどこかで思ってる綾の話。(現パロ。2人は中学生)
滝夜叉丸の心臓になれたら滝夜叉丸が目を覚ましたのは保健室だった。
「私は……」
「……」
ベッドサイドには砂で汚れた体操服姿の喜八郎が黙って座っている。
「……喜八郎。私は――」
「……アホ夜叉丸」
それだけ言ってから喜八郎は滝夜叉丸の額を指で弾いた。
「何をするアホ八郎!?」
額を押さえながら滝夜叉丸は飛び起きた。
「アホは滝夜叉丸だろ? 見学って言われてた体育の授業に勝手に参加して倒れたアホ夜叉丸」
「そんなにアホアホと連呼するんじゃない! 私は五教科の成績は学年で一番、実技科目の成績も学年で一番のスーパースター、平滝夜叉丸だぞ!?」
「でも、保健体育は座学でカバーしてるよね。全力を出せないから」
「それは仕方ないだろう? 不本意だが運動は制限されているから。……しかし、残り短い命だ。死ぬ前に体育の授業で美しい私の姿を披露するのもいいと思わないか?」
696「私は……」
「……」
ベッドサイドには砂で汚れた体操服姿の喜八郎が黙って座っている。
「……喜八郎。私は――」
「……アホ夜叉丸」
それだけ言ってから喜八郎は滝夜叉丸の額を指で弾いた。
「何をするアホ八郎!?」
額を押さえながら滝夜叉丸は飛び起きた。
「アホは滝夜叉丸だろ? 見学って言われてた体育の授業に勝手に参加して倒れたアホ夜叉丸」
「そんなにアホアホと連呼するんじゃない! 私は五教科の成績は学年で一番、実技科目の成績も学年で一番のスーパースター、平滝夜叉丸だぞ!?」
「でも、保健体育は座学でカバーしてるよね。全力を出せないから」
「それは仕方ないだろう? 不本意だが運動は制限されているから。……しかし、残り短い命だ。死ぬ前に体育の授業で美しい私の姿を披露するのもいいと思わないか?」