脹
でんた
SPOILER⚠️呪展ネタバレ注意。🩸7/17 2枚追加。これで終わりです。
⚠️全然闇じゃない。
⚠️ほのぼの。
皆さまのネタバレ感想を読んだ上で想像したif兄妄想。つまりゆうじがかわいいから? 7
uri
MAIKING※お兄ちゃんが煙草吸ってます。脹虎(現パロ) 煙草を吸うようになったのはいつだったか。ベランダの手すりに肘を乗せそれを燻らせながらも車が行き交う様子を眺める。頬を撫ぜる風が気持ちいい。堪らず瞼を下ろせばガラガラと窓の開く音が聞こえてきた。
「また吸ってんのかよ」
その声に反応して濃い隈に囲まれた目を開いてから振り向く。と、オーバーサイズのシャツと下着を身に着けた悠仁が立っていた。裾から覗く至る所に刻まれた赤い痕と痛々しい歯形が情事を匂わせる。二人は兄弟でありながらソウイウ関係だった。
悠仁はサンダルを履いて煙草を吸う脹相の隣に並ぶ。
「そんなに美味しい?」
「いや、美味いと思ったことはない」
「何それ。全然説得力ねえー」
「はは…まぁ、そうなるか…」
547「また吸ってんのかよ」
その声に反応して濃い隈に囲まれた目を開いてから振り向く。と、オーバーサイズのシャツと下着を身に着けた悠仁が立っていた。裾から覗く至る所に刻まれた赤い痕と痛々しい歯形が情事を匂わせる。二人は兄弟でありながらソウイウ関係だった。
悠仁はサンダルを履いて煙草を吸う脹相の隣に並ぶ。
「そんなに美味しい?」
「いや、美味いと思ったことはない」
「何それ。全然説得力ねえー」
「はは…まぁ、そうなるか…」
ニミニミ
PROGRESSいつか脹虎になる話。転生ネタ。
書きかけだからタイトルもまだ考え中 生まれ変わったらまた一人っ子で、その上片親だった。前回は両方居なくなっていたから片親が残っているのはまだ良い方なのではないだろうか。母親は俺を産んですぐ体調を崩し亡くなったらしい。
父親は母親が亡くなった後、俺を自身の両親に預けた。預けたと言っても昼間の面倒を頼んだと行った方が正しい。家も祖父母の家の近くに引っ越して、父ちゃんはそれまで片道三十分で通勤できたのに、その四倍は時間をかけて通勤することになった。
朝、父ちゃんと一緒に家を出て、祖父母の家に行く。小さな頃はそのまま一日二人に面倒を見られて育ち、幼稚園や学校に通うようになったら祖父母の家から行って、祖父母の家に帰るようになった。そこで風呂を住ませる頃に父親が帰ってくるので、一緒にご飯を食べてから父ちゃんと家に寝に帰る。土日は父ちゃんと一緒に家中の家事だ。流石にまだ料理はやらせて貰えなかったが、前世の記憶がかすかに残る俺は掃除も洗濯もそれなりにこなせた。俺と違って朝が弱い父親を、掃除機で吸って起こすなんてことも良くする。
3127父親は母親が亡くなった後、俺を自身の両親に預けた。預けたと言っても昼間の面倒を頼んだと行った方が正しい。家も祖父母の家の近くに引っ越して、父ちゃんはそれまで片道三十分で通勤できたのに、その四倍は時間をかけて通勤することになった。
朝、父ちゃんと一緒に家を出て、祖父母の家に行く。小さな頃はそのまま一日二人に面倒を見られて育ち、幼稚園や学校に通うようになったら祖父母の家から行って、祖父母の家に帰るようになった。そこで風呂を住ませる頃に父親が帰ってくるので、一緒にご飯を食べてから父ちゃんと家に寝に帰る。土日は父ちゃんと一緒に家中の家事だ。流石にまだ料理はやらせて貰えなかったが、前世の記憶がかすかに残る俺は掃除も洗濯もそれなりにこなせた。俺と違って朝が弱い父親を、掃除機で吸って起こすなんてことも良くする。
o_juju_Pd3fJ
MOURNING脹相の体質について独自解釈ありタイトル未定②プシュッと軽快な音を立ててビール缶のプルタブを開ける。兄貴と被る久々の非番だ。
夕飯を食べつつ酒を開ける。脹相もビールを一缶開けていつかみたいに目を閉じて笑った。
「これも毒にも薬にもならんな」
脹相の血液はアルコールですら自在に分解出来るらしい。俺も元々の体質と取り込んでいる九相図の影響で酩酊までいかない。とはいえ、法律的にも人前で酒が許される年齢になったので雰囲気だけでも楽しみたいのだ。
「味を楽しむんだよ」
「なら俺は日本酒がいいな、米の味がする」
脹相はダイニングの椅子から立ち上がり備蓄棚に仕舞ってあった酒を出してくる。体質故か、家入先生や京都の庵先生に面白がられ、よく酒に付き合わされる。彼女らに勧められるまま買いためている酒だった。
1245夕飯を食べつつ酒を開ける。脹相もビールを一缶開けていつかみたいに目を閉じて笑った。
「これも毒にも薬にもならんな」
脹相の血液はアルコールですら自在に分解出来るらしい。俺も元々の体質と取り込んでいる九相図の影響で酩酊までいかない。とはいえ、法律的にも人前で酒が許される年齢になったので雰囲気だけでも楽しみたいのだ。
「味を楽しむんだよ」
「なら俺は日本酒がいいな、米の味がする」
脹相はダイニングの椅子から立ち上がり備蓄棚に仕舞ってあった酒を出してくる。体質故か、家入先生や京都の庵先生に面白がられ、よく酒に付き合わされる。彼女らに勧められるまま買いためている酒だった。
yksmmsky
DOODLE脹虎https://x.com/yksmmsky/status/1803571465528418742?s=46&t=5-unbSFeImZE0G4Et5KDmQ これの続き(蛇足)です 5
kadonishi221
MEMO転生ひぐちょの高専編をまとめてみました。日車と脹相は同級生&幼馴染。
脹相を育てる悠仁、日車の保護者は日下部です。
はよくっつけや!!の角西の思惑とは裏腹に、恋愛要素皆無です。
はよくっつけや!!!
※文字と絵が入り混じっていますのでご注意ください。 22
yawe__choita
DOODLE拙作「明日、なに食べたい?」の中で絵本作家をしている脹相が書いた絵本をイメージした本です。何となく脹相っぽいオオカミさんが、何となく悠仁っぽいチャトラくんと共に救われるお話です。
※「明日、なに食べたい? Summer」にてこの本の話題が出てきます。本編には一部しか載せる事はありませんので、物語として読めるのはこの本でのみになります。
ふたりでならどこだって作:ツキナガ 絵:むた かすみ
深い深い森の奥。
小さなおうちに、オオカミさんがひとりぼっちで暮らしていました。
小鳥のさえずりと、風が木を揺らす音の他に何もない静かな森で、オオカミさんはいつもひとりぼっちでした。ですが、少しも寂しいと思った事はありません。
小さなおうちには、オオカミさんのお気に入りのソファと、木イチゴのジャム、そして、大きな望遠鏡があります。
ソファはいつでも、お空の雲のようにフワフワ。
森の木イチゴで作るジャムは甘酸っぱくて美味しくて、パンが足りなくなってしまうくらい。
そして大きな望遠鏡は、覗き込めばどこまでも見渡せました。
望遠鏡は、夜空のお星さまをキレイに映します。見上げただけでは小さな点のようなお星さまも、望遠鏡で覗き込めば、大きな光に見えます。
5241深い深い森の奥。
小さなおうちに、オオカミさんがひとりぼっちで暮らしていました。
小鳥のさえずりと、風が木を揺らす音の他に何もない静かな森で、オオカミさんはいつもひとりぼっちでした。ですが、少しも寂しいと思った事はありません。
小さなおうちには、オオカミさんのお気に入りのソファと、木イチゴのジャム、そして、大きな望遠鏡があります。
ソファはいつでも、お空の雲のようにフワフワ。
森の木イチゴで作るジャムは甘酸っぱくて美味しくて、パンが足りなくなってしまうくらい。
そして大きな望遠鏡は、覗き込めばどこまでも見渡せました。
望遠鏡は、夜空のお星さまをキレイに映します。見上げただけでは小さな点のようなお星さまも、望遠鏡で覗き込めば、大きな光に見えます。
ニミニミ
DOODLE転生後、記憶無し脹と記憶あり虎然様ならば 街中で、髪型や風体が独特の三人組を見た。一目で分かる、彼らはかつて自分の兄だったものたちだ。
思わず立ち止まって、笑い合う三人がどこかへ歩いて行くのを見送る。ああ、今生では呪物になることもなく人の子として生まれおち、何に縛られることもなく生きているのだろう。それがとても眩しく感じられて、思わず目を細める。
「――よかった、幸せそうで」
呼び止めることも一瞬考えた。しかしせっかくの兄弟水入らずの時間に水を差すのも気が引けて、俺は再び駅を目指して歩くことにした。この地に訪れたのはたまたまで、用がなければ来ることもない場所だ。再び会うことも、恐らくはないだろう。それならば。
「そのまま、何も思い出さずに、幸せになってくれよな、兄貴」
711思わず立ち止まって、笑い合う三人がどこかへ歩いて行くのを見送る。ああ、今生では呪物になることもなく人の子として生まれおち、何に縛られることもなく生きているのだろう。それがとても眩しく感じられて、思わず目を細める。
「――よかった、幸せそうで」
呼び止めることも一瞬考えた。しかしせっかくの兄弟水入らずの時間に水を差すのも気が引けて、俺は再び駅を目指して歩くことにした。この地に訪れたのはたまたまで、用がなければ来ることもない場所だ。再び会うことも、恐らくはないだろう。それならば。
「そのまま、何も思い出さずに、幸せになってくれよな、兄貴」